やっぱりFlashのシリアル出てこねー。
こうなったら新しいのを買うしか、と思ったんだが、さすがAdobeになっただけのことはある。8万円とかあり得ねえw
アップグレードならいくらか安くなるんだが、俺の持っているMX2004からはアップグレードでも5万くらいかかる。どう考えても、そこまでして使えもしない機能山盛りの最新版を買うこともない。
そこで、やっすいサードパーティを見てみることにした。安物のパソコンには安物こそ似合うのさ。
思いついた名前が『ParaFla』。多分、すっごい安い低機能なソフトだ。そう思っていた。
安いどころじゃなくてフリーでした。
でも、俺の記憶じゃこのソフトにはドロー機能はないはずだ。
その俺の記憶はまさに正しかった。ドロー機能はParaFlaに内蔵されてはおらず、別途配布してた。もちろんタダで。ベクタ画像も使えるならそこそこ使えるかもしれん。
とりあえず、そのParaFla用のドローソフトを使ってみることに。
FLASHシリーズのように、線の真ん中をつまんで引っ張ればひん曲がるような操作感ではなく、もっと一般的なドローソフトに近い感じだと思われる。いろいろいじっているうちに少しずつ慣れてきた。
真っ直ぐだった線をひん曲げる操作にはいくつかのステップを要するようだ。線の途中にアンカーというポイントを置き、その角を丸める。今まで『一つの曲線』というイメージだった物を『角の取れた二つの直線』というイメージに変えなきゃいかん。まあ、慣れればどうってことはない。
Flashのだいたいの描画はできるか。でも、グラデーションは弱くね?二色のグラデーションしか使えないし、放射状の時の比率とかも変えられなくね?
と思った矢先。大きさを変えるつまみを右ドラッグでつまむと縦横の比率が変わることを発見。さらに、『グラデーション制御』という別窓ツールで多色のグラデーションも問題なく使えることを発見。
なんだよ。操作感が違うだけでだいたいのことはできるじゃん。

このソフトでできないのか、俺がまだ使い方を発見してないだけなのかは分からないが、とにかく今のところできないと感じているのはシェイプを線で分割したり、一本の線を二つの塗りで共有したりするようなことか。←こんなの。これは、無理矢理似たような機能を使って擬似的に実現している。
今までは最初に線を描いておけばその右と左で別な色が塗れたが、これにはその機能がないようだ。まあ、この辺ではやりにくく操作も、逆にやりやすくなる操作もあるだろうな。

試しに何か描いてみることにした。とりあえず、深い理由もなくパツキンの姉ちゃんを。
ラブラシスのFLASHのマリアっぽい感じだな。描いといて何だが、やっぱり日本人がいいよね。髪は烏の濡れ羽色。これよ。
で。ParaFlaの方。
さすがに、まるっきりインターフェースが違うな。もうなんて言うか、本家に似せようと言う気すらないのを感じる。ここまで何から何まで違うと却って気持ちがいいわ。気持ちはいいんだが、全くもって使い方が想像もできん。
いろいろ試行錯誤をしながら、どうにか使い方の基礎くらいはつかんできた……つもり。
このソフト、レイヤーの概念ないんですか?複数のオブジェクトを動かしたいなら、スプライトという機能を使えばいいと言うことは何となく分かったが。FLASHで言うところのムービークリップだな。
しかし、絵を一つ一つParaDrawで描かなきゃならないみたいだし、一つのクリップの中に稼働箇所を複数作ろうとすると面倒くさそうだなぁ。まばたき+口パクみたいなの。細かいファイルが山のようにできそうだな。
しかし、やってみて気がついたんだが、MX2004標準の7規格では使えなかったぼかしエフェクトとかドロップシャドウとかが使えるのな。
……こっちの方がいいじゃん?できること多いんだもの。
練習がてら、さっきの絵で作ってみたFLASHをおいておきますね。ParaFlaでの処女作品だ。でも金髪姉ちゃんが処女かどうかは保証しない。
エフェクトとかも実験してみた。ぼかしだけだけど。ついでに、いきなり訳の分からないものが出てこないように静止させて、動かすためのボタンつけて、ループさせて……。
ちょっと軽く作ってみただけにしては、ずいぶん盛りだくさんな機能をいじる羽目になった件。
つ、疲れた……。こんな物にこんな労力を!暇人だと思われたらどうするんだ!

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