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●このパスはどんなパス?
グラデーション管理ツールの流れで、表示メニューで出せるツールの解説にシフトする。
上から順に行くぞ。そして、その一番上にあるパス管理ツール。前もちょっとだけ触れたが、これがかなり重要なツール。やれることも多い。
リストに書かれているのは、そのパスの情報だ。左から順に、軽く流して説明する。
左端の数字は単なる番号だ。重ね順かね。とりあえず、全部でいくつのパスがあるのか、今表示されているのは何番目のパスなのかが分かるが、まあだからどうしたって言う。
次の四角は表示とロックの状態。四角の上でダブルクリックすると四角が白抜きになり、パスが表示されなくなる。右クリックメニューでも表示/非表示を切り替えられる。一つだけ切り替えたいときはダブルクリックが、複数をまとめて切り替えたいときはメニューからが便利。さらに、パスがロックされているときは四角が菱形になる。首を傾げてみればやっぱり正方形だけどな。パスのロックは表示されているけど手出しが出来ない状態。魂の叫びを聞けとか言うロックではない。パスをロックした上で非表示にすると白い菱形になるが、表示されてない時点で手出しできないので敢えてそこまでする意味はない。せいぜい、後で表示したときもロックされてて手出し不能と言うくらいだ。まあ、ロックしてある奴が邪魔だから消すと言うことは無益じゃないな。
アンカーというのは、文字通りアンカーの数だ。まあ、リストのパスがなんのパスなのかを判断する基準くらいにはなるな。あと、やたらアンカーの多い無駄なパスを探す基準にもなるか。
閉、線、塗はお察しの通り、パスが閉じられているか、線は描かれているか、塗りのタイプはどれかというステータス。
閉と線はその通りならYと表示される。なお、開かれたパスは間違いなく線だけしかないのだが、中には線がないことになっているパスもある。描画したときのモードによるのだが、このようなパスは閉じたときにそのステータスの通りのパスになる。まあ、その時はいきなり塗りになってびっくりし、慌てて線だけに直すというステップさえ踏めばいいので、気にしなくていいと思う。
グループ、複合IDというのはあとで詳しく説明するので今回はみなかったことにしよう。
●パスどもを意のままに操る管理術
リスト上でクリックもしくはドラッグで、一つもしくは複数のパスを選択できる。選択した状態で右クリックメニューを出してみよう。選択した状態で左ボタンを使っても、新しい物が選択されるだけだ。ドラッグで移動とかは出来ない。
メニューの上四つ、コピー、切り取り、貼り付け、削除はどんな動きをするか大体分かるよな?分からないならウィンドウズの基礎から勉強し直せ、な?貼り付けの時、右クリックをした場所によって貼り付けられるポジション(深度)が変わる。
その下の表示するしない関連は、パス管理ツールの最初に説明した四角と同じ働き。パスのロックに関しても説明したよな?ロックすると、表示されていても手出し不能。
パス演算と配置はスルーして全面背面関係に。
描画ツールなどでパスを増やしていくと、一番新しい物が一番上に表示されるようになる。だが、後から追加した物を後ろの方に表示させたいときが君にもきっといつか来るはずだ。人は前だけを見ては生きられない生き物だからな。むち打ちの人を除く。
そんなときは、パスを選択して前面に出したいのか、後ろに引っ込めたいのかを選択だ。なお、メニューにショートカットキーが表示されている通り、不等号キーで前後移動が可能。選択して<>キーの方が圧倒的に楽なので憶えておこう。ただ、<が前で>が後ろ送りなのがなんか俺のイメージと逆で不満だが……。
複合パス系は飛ばして、一番下の全て選択だが……そのまんま過ぎるからいくらなんでも分かるよな。分からないなら日本語から勉強し直せ、な?

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