TDスレに貼られてたゲームを紹介。といっても、なぜかTDじゃなくてRTSみたいなゲームだが。
Shattered Colony
迫り来るゾンビから逃れるために外界に繋がる橋を落として島に引き籠もるゲーム。詳しくはキャンペーンを一通りプレイすれば説明されている。当然英語だけど。
バイオハザードみたいなシチュエーションのゲームだ。なんかすっかりゾンビって伝染するものになってるよな。ヴァンパイアと混ざってきてるだろ。
このゲームで大まかにすべきことは二つ。一つは先述の通り島に引き籠もるべく橋を落とすこと。もう一つは、せっかく引き籠もるのに引き籠もる島が危険じゃ仕方がないので島にいるゾンビも一掃することだ。お前らだって、いざ部屋に引き籠もろうって時に、部屋にゾンビがいたらとりあえずお引き取り頂くだろ。同じ事だよね。
ゲームはDepot(貯蔵庫)という施設から始まり、それを中心に展開していく。名前の通り、資材を溜め込む場所だが、それ以上の役割がある。何をするにもこのDepotから行ける範囲でないといけない。
ひとまずゲームが始まったらすべきことは戦闘の準備だろう。戦うためには銃がいる。このゲームではその肝心の銃のことはあまり考えなくていい。銃はどこからともなくでてくる。本当に必要になるのは銃弾だ。銃弾は建物の中や地面の上などに散在しているのでかき集めてDepotに貯め込む。それともう一つ重要なものがあったな。銃に弾を込めても、そのままではどうしようもない。その銃を撃つ狙撃手、つまり人が必要だ。
ゲーム開始時はDepotに少数の生存者が集まっている状況だ。そして、島には多くの生存者たちが建物の中に息を殺して隠れている。彼らを救出して戦力に加えていく。扱いはまるっきり資材と同じなのがなんだかなぁって感じだ。
生存者の救出も、銃弾や、銃弾の他に存在するもう一つの資材・板材の確保もWorkshopを配置することで行う。ついでに、橋を落とす作業もWorkshopだ。資材のある建物の入り口や、資材になる地面に散らばったゴミにこれを設置するだけでとりあえず資材の確保は始まる。
しかし、ペースが呆れるほど遅い。それもそのはず、Workshopの中ではたった一人の生存者が資材相手に孤独な戦いを繰り広げているからだ。そして、その作業を大勢の生存者たちがDepotの中で見守っている。お前ら、手伝えよ。手伝わせるには、WorkshopをクリックしてQuotaの欄で作業にかかる人数を増やしてやればいい。Depotからわらわらと人がでてくる。小さな建物に随分入るな。……とは言え、人が数車線分のサイズで描かれてるようなゲームで細かいことを気にしちゃダメだな。
基本的に、銃弾ならば撃たない限り、木材ならばバリケードにして壊されない限り無くなったりしない。敵に壊された建物の残骸も、あとでWorkshopを被せてやれば拾い集められる。不満があるとすれば、建物をわざわざ回収に手間のかかる残骸にして放置することかな。資材がしこたま入ったDepotを引っ越しのために潰す際にはちょっとしたコツがいる。よそのDepotのQuotaをあげてそっちに資材を移動させてからの方がいい。Depot間の資材の移動ならばスムーズだ。……なんで、資材をそのままにして残骸にしちゃうんだろうなぁ。
資材がマイナスになったりするが、バグとかじゃない。画面に表示されているのは全体的な資材の量ではなく、余っている資材の量だ。この値とは別に、Depotを始めとする各建物に資材が確保されている。Sniperは銃弾を手元に置いてあるし、DepotにはQuotaの分だけ資材が置かれている。マイナスになっているのは、その確保すべき量が賄いきれていないことを示しており、どこかを探せばまだその資材はあることがほとんど。足りてないことに変わりはないけど。この表示のされ方が紛らわしい。
資材が集まったらいよいよSniperを設置だ。……別に資材が集まる前でも構わないけどな。狙撃手の周囲には有刺鉄線でバリケードが張られる。だが、これがものの見事になんの役にも立ってない。一応、そのバリケードを設置するために木材10を使うが、同じ木材10を使った『Barricade』はちゃんとバリケードとして木材1につき1回攻撃を防いでくれるのに、こっちは一撃で壊されてしまう。見た目だけのこけおどしにも程がある。恐らく、バリケードの方に問題があるのではなく、バリケードに守られている中の人の心に問題があるんだろう。お前ら逃げるの早すぎ。
で。実際に戦闘になれば分かるが、Sniper強すぎ。ゾンビ3体くらいなら一人でも十分しのげるし、5人も集めれば、多少の大群なら近寄せない。アップグレードすれば、射程が伸びるだけだとはいえどもその強さは揺るがなくなる上、アップグレードに使った木材は撤去時にそっくり戻ってくる。回収にかかる時間が伸びるだけだ。アップグレードしない手はない。
結果として、数人のスナイパーがホント戦場は地獄だぜフゥーハハハーとかやっている後ろで数え切れないほどの労働者が板やタマを抱えて右往左往している何とも言えない戦場の風景になる。ここまで戦闘員と労働者の割合が逆方向にぶれたRTSって他にあるのか?ありそうな気はするけど……。コサックスですら半分は軍だったからなぁ。
人数は少なくても、銃弾はものすごい勢いで減っていくので、素早い弾の確保と、弾が尽きる前にとっとと数に限りのない外界からの来襲を防ぐための橋の破壊を済ませるスピードが勝負だ。
あー。見過ごしがちだけど、Quota使ってスナイパーに多めに弾を持たせたりバリケードを頑丈にしたりもできるからね。
資源もユニットも種類が少なくてルールはシンプルだけど、それなりに楽しめた。キャンペーンはあまりにもあっけないが、このゲームの本領はランダムマップだろう。キャンペーンは広々としたマップだったが、ランダムマップはごみごみしてて動きにくい。言い換えればより高度な戦略がいるってことか。いや、やっぱり動きにくいだけだな。

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