大逆転裁判・友とまだらの紐の冒険の感想の二回目の今日はホームズが発生するところから。マーダラさんアゲインプリーズ。
本家ホームズの登場シーンをパロったアフガニスタンネタから始まる。適当且つ凄絶な超推理を披露するホームズだが、成歩堂とアソウギをロシア人と断定する推理を聞かされても、同じ人物の推理による成歩堂犯人説を信じ続けるすさとがすげえ。これまでの諸々と合わせてこれだけ条件揃えば、これが自分の容疑を回避するための巧妙な策でもない限り濡れ衣確定だろうに……。成歩堂が手錠を差し出した時、身構えて「とおおおお!」なんて言うから空手でその手錠を叩き壊してくれるのかと思ったら、そのまま成歩堂をぶん投げるしな。
そして、成歩堂を露骨に適当な推理で犯人呼ばわりしておきながら、すっかり忘れてあっけらかんとしているホームズもどんどん印象が悪く……。2ちゃんだと公式でもあとからとってつけたことを公言している1話が要らないみたいな意見をたまに聞くが、メインキャラ二人のイメージをいきなり悪化させる2話もヤバいよな……。
その後、ホームズは隣の部屋に突撃していくようだが、成歩堂たちも行くのかと思いきやまだこの部屋を出ることは叶わず。今度はセーラーホソナガさん登場だ。なんでもアソウギに暗殺される恐れがあったみたいなことを言うが、なぜそんなことにまでなってたのかという話も結局明らかにはなってないよな。思えば、そもそもなぜ留学生風情が一等客室なのかって言うのも。そこまでしてもらえるような立場なら、ちょっとお願いすれば友人の一人くらい随行者として許可してもらえただろうしな。まあ、この話はいいや。
ヒロインのすさとにまで信じてもらえない成歩堂のことを唯一信じてくれるのがホソナガさんだ。こんなことになった主人公のことを信じてくれる、セーラー服のメガネっこ(病弱)。間違いない。あんたがヒロインや!
そして、そんな真のヒロインの助けもあって、やっと部屋から出ることができるのであった。
少し廊下を調べたあと、悲鳴を口実に隣の部屋に突撃。ああ、さっきと似たような風景だ……。隣室の客を一気に正体まで明らかに。ここ最近の逆転では恒例の男のふりをする女の子だ。これだけ連発するのになぜか男の娘は出ないよな。え?セーラー服のメガネ?あれはヒロインだが女のフリはしてないだろ。
とりあえず船員もグルではあるようだが、それならそれで部屋に船員が現れた時にオッサンの変装に早変わりした理由が分からん。しかも、そのすぐあとには正体のまま船員に連れられて出てくるし。この辺も永遠に解けない謎だな。
ここで、事件の核心に迫る『トモダチ』の正体に関する議論が始まるわけだが、極めてわざとらしくネコを外しているな。このわざとらしい流れでトモダチがネコだと気付いた人も多そうだ。俺はどうだったっけ。
で。これでこの事件に関していける場所は統べていったことになったわけだ。意気揚々とフルボッコにされたホソナガが待つアソウギの部屋に戻る。元の木阿弥!ここでまた、ホソナガにあなたを信じてますと言うようなことをいわれ、それを見て何か言いたげなすさと。しかしここでもまだ考えを改めることはなく。アソウギがロシア語のメッセージを残すはずがないというような話をするも、まだ疑ったまま。すげえな。
部屋でやることが無くなり、またふらっと廊下へ。って言うか、行けたんだ。思いっきり見張られてるような感じだし、また閉じこめられてるのかと思ったが。
またホームズが発生、航海日誌の『異常なし』の記述が途絶えていることを発見。こう言うところにちゃんと気付く辺りはやっぱりただのアホではないのか。
そして舞台は再びニコミナの部屋へ。ここでのやりとりで、どうも先ほどのホソナガを見て真のヒロインの姿を学んだか、すさとも少し疑いを解いてくれているような風情が。まあ、完全ではないみたいだが。で、そんなすさとちゃんがまた全力でやりたい放題を始めます。密かに忍び込んだ部屋で、呼び鈴を全力で鳴らす!倒れてた本棚の本を並べ直す!これ、何事もなくこの部屋を出て隣に戻っても、入ったのバレるよな……。
しかしすさとにとって幸いなことに、何事もなく部屋を出ることなどはできないわけだが、今日はこんなところで。……幸いか?

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