真冬です。……なんか11月並みの穏やかな日が続くでしょうなんて天気予報じゃ言っているが、まあカレンダーだけ見れば真冬です。記事の日付は以下略。
そんなわけで、多分いずれ来る冬の厳しい寒さに備えて植物を部屋の中に移動したのだが、何分かさばるのが多くてな。特に、部屋に込まなきゃならないようなやつは。
まず、パッションフルーツ。菜園プランターに植えてあるので土が多くて重いし、野放図に伸びまくった蔓が難儀だ。何にもくっついてなければ適当にぶった切ってしまうところだが、実が生ってて切るのが忍びないのがなんともまた。切ったら切ったで伸びてくるまで花が咲かずに夏に生る分が減るし。
でも、今年は2本ともベランダに置いたので室内に込むにも移動距離は短くて楽。蔓だから適当にひん曲げれば置き場所もどうにでもなるしな。
厄介なのが去年グレープフルーツであることが判明した木だ。
何せ、木だから。デカいし堅いし。しかも、ゆずとかの仲間だから棘が凄まじい。枝かと思ったら棘でしたってくらいのものがズビシズバシと生えまくってる。そして、これは庭に置いてあったので日当りのいい二階に移動するのが大変だ。重いのもまあ、重い。それに加えて棘だ。持ち方に気を付けないと刺さりまくる。目なんぞ突いて失明したらまさに目も当てられん。そして、何より頭が痛いのが、移動経路の狭い階段だ。木の幅ほどもない。ここをどうやって突破するか。
去年は使わなくなった車のカバーにくるんでごり押しで切り抜けた。だが、多少丈夫でも所詮は布、棘は飛び出して壁にゴリゴリあたり、摩擦力で踏ん張ってくれた。今年はもう少しマシな方法を考えねば。
どうせ包むなら、段ボールで覆ってやればいいのではないか。
アイディアはよかったがそんなデカい段ボールはなかった。仕方ないので切ってロープで縛りつけるも縛り方が甘くあっさり外れる始末。
だが、やけくそで壁と木の間に段ボールを突っ込んだら案外いい感じで滑ってくれた。枝も先の方だとしなやかだ。枝をまげて押し込みながら段ボールのソリで壁を滑らせる。木は去年よりも育ってるはずだしどう見ても木の幅より狭い階段だったが、去年と同じくごり押しでどうにかなった。
今度運ぶときは段ボールを上から見てくの字型になるように宛がい、進行方向にある窓枠やら何やらを合掌段ボールでかき分けながら進むようにしようかと思う。
あとは大量のアロエを移動。そんな大きくない鉢に植えてあるアロエだし、大したことはない。
大したことはないはずなんだが、何気に結構大変だった。見た目はちんまいが、何分しこたま水分を蓄えた多肉植物だから、見た目によらずずっしり来やがる。木立アロエはまだマシだが、ベラっぽいけど調べた感じベラではないっぽい品種不明のアロエベム。これがまた見た目以上に重い。でもってデカい。置きっぱなしでほったらかしの時は気にならないが、いざ運んでどこかに収めようと思うと存外に育っていることを思い知らされる。
で、数。アロエベムは付け根の辺りからいくらでも生えてくる子株を適当な鉢に植えるとあっさり根付いてどんどん増える。これでも寒さなどで今までに子株上がりのアロエを百本は駄目にしてきたが、それでも十数株はある。今年は面倒だったので子株を除いたりもしていない。諦めて、子株はその場で育っている。その子株の分まであるので、重さとバランスの悪さも一入だ。運ぶのも大変だが、置くのも大変。手を放すと倒れたり、そもそも置こうと思った棚にギリギリだったり。ギリギリというかグリグリだな。無理やり押し込んでやった。で、無理やり押し込まれたことで倒れることもできずに落ち着いた感じが。まあ、潰れたところから腐りそうではあるが。
運び込むのにも一苦労だったが、部屋が狭いです。でもって水やりも大変。ああ、今から春が待ち遠しい。春になったらまた運ぶんだよな……

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