ハバネロ、全滅です!
3月の日付で書くことじゃないし、リアルだとだいぶ前の話と言うことになるので今書くべきか微妙ではあるが、何分ネタが無いからな。
去年は買った種で細々とながら収穫できたハバネロ。レッドという触れ込みだったのに、どう見てもオレンジだったハバネロ。それから取れた種を今年も育てはしたんだが、去年は発芽させようとして袋かぶせて窓辺に置いたら日差しが強すぎて蒸し焼きにしてしまった経験を踏まえ、今年は袋をかぶせずにおいたら普通に発芽が遅かった。大きめな袋をかぶせておくのが良いようである。
そうして出遅れた上、一番良く育ってた奴はアブラムシにやられて失速、追い上げてきた他の奴も結局花が咲いたのが秋の半ば。とてもじゃないが間に合わねえ。
発芽が遅れた時点でダメな予感がしたので、もちろん手は打っておいた。ホームセンターで苗を購入だ。しかし、ハバネロブームは既に去ってしまったのかハバネロの苗は見当たらず。ホムセンの苗コーナーに鎮座していたのは上位互換のジョロキア苗だった。そんなわけで、ジョロキア初体験。まあ、あれだ。どうせ食える程度に薄めて食うんだからハバネロ以上に凶悪だろうがどうって事ないぜ。
そして、花が咲き、緑の実が生る。……そんな最中、コメリで買った洗濯機のような冷凍庫の底の方からいつのか分からないハバネロ入りのポリ袋が大量に発掘された。いつのか分からないが冷凍なのでフレッシュな辛さがバッチリ保存されていました!……これがあればあと3年くらいは戦えるね!ここにジョロキア追加したら何年戦えるんだろう。
そんなことがありつつも、苗から育てれば普通に収穫できる。獲れたのは黒と赤の2種類だった。黒と言えば、だいぶ前に育てたチョコレートハバネロと言うのが他のハバネロより一段階飛び抜けて辛く、香りも強めでカーチャンのお気に入りになっていた。気に入るなよ。その辺も含めて、どんなもんだか。そうそう、発掘された冷凍ハバネロにはそのチョコレートハバネロも混じってたぞ。いつのだよ……。
で、収穫できたので料理に放り込んで食ってみた。少量だけ料理に入れて薄めて食ったので酷いことにはならなかったが、流石ハバネロ以上と言うだけあってなかなかの辛さだ。前評判では「ハバネロのような独特な風味がなく辛いだけ」などと言う話を聞いてはいたが、元々ハバネロにしても風味が分かるほどの量を使ってないので大差はないという結果になった。
と言うか、種取り・冷凍の作業中にむせかえるような香りを楽しめるわけだが、なんか懐かしいチョコレートハバネロの香りが。むしろ最初にあったチョコレートハバネロって、ジョロキアだったんじゃないの?まあ、ジョロキアほど実がゴツゴツしていなかったし、まるっきりジョロキアでもないんだろうが……ハーフ交雑くらいの?
で。やっぱりヤバそうだしお料理に使う分は発掘ハバネロがあるしでなかなかそのまま使う機会は訪れなさそうなので、フレッシュなジョロキアを使って今年もラー油作りをしてみた。レシピはジョロキア5つとお中元のサラダオイルセットの多分500mlくらいの奴1.5本。片方使い掛け。あとは香り付けのホワジャオ(山椒の実)を鍋に放り込み、常温からとろ火でじっくり抽出。最後にいつも通りごま油も追加。これがあるから使い賭けの油を使ったんだよ。ボトルに戻した時、丁度2本分になるからな!
出し殻の方ももったいないので料理に使えるように焦げない程度に。流石に出し殻を入れても料理はあんまり辛くならないが、出し殻自体は辛かった。出やすい辛味は油に出きって外に出にくい奴だけ残ったらしい。料理前にちょっと切ったりすりつぶしたりしておけば辛味が出たかもな。
で、油の方。実は先だって1本作っており、そっちは分量のせいかそれとも種は取り除いたせいかそれほど辛くはなかった。だが、後から作った分の辛さはどぎつい。最初の分のノリで使うととんでもない料理が仕上がる。危険なので、希釈用原液と言うことにした。まあ、そんなとんでもない料理でも「なんかめちゃくちゃ辛くない?」とか言いながら普通に平らげる俺たちも大概だが。
ほかにもジョロキア切った後の包丁でチーズを切ってピリ辛チーズを楽しんでみたりしている。ピリではないな、絶対に。
全体的に言えるんだが、ただでさえ辛味が遅効性でじんわりきて長く残る感じなので、あんまり辛く感じないが唇だけ腫れてると言うことが度々起こってる気が。「辛いより痛い」と言う評価をよく聞くが、これなんだろうか。薄めてるのに。
ちなみに、とっくの昔に魔王ジョロキアは生産終了だそうでーす。まあ、自分で作ればいいや。芋もジョロキアもあるんだからな。

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