やっと足の状態も良くなり10分くらい歩ける様になったので
散歩に出掛けた。梅雨合間のわずかな日和り散歩の方も多い。
10分ちょっと歩いて石のベンチの横を過ぎようとしたところ
そのベンチに座っていた壮年の女性から声を掛けて頂いた。
「ありがとうございます!」と、はじめてお目にかかる方だったが、
丁寧にお辞儀まで、なんだか嬉しくて「こちらこそありがとうございます。」とご挨拶させて頂いた。
するとその方も「いえ、こちらこそありがとうございます。」
と言って頂いた。
思わずもう一回ありがとうございます。と言わせて頂いた。
とても、良い気分になった。もう一回お辞儀をして、そしてまた、
歩き始めた。
ふと、前を見るとゴミが目についた。
なんだか、無性に善いことがしたくなって
一度通り過ぎたあと帰りにそのゴミを拾った。
最初はためらった、
自分の気持ちが不思議でならなかったが
気持ちのままに、することにした。
はじめての体験だった。
見知らぬ方の一言でこんなにも幸せな気持ちになるなんて!
その女性がさっき座っていたベンチに座ってこのブログを書いている。
背中に当たる日差しが、気持ち良い。
ジョンデンバーはこんな気持ちを歌ったのだろうかな〜
そう、思ったあと、言葉がかなり重くて自分でも愕然とした。
でも、このままにしておこう。本当にそう思ったのだから・・・
なんだか、言葉以上に目に見えない素敵なプレゼントを頂いた気分だ。
良い日になりそうな気がしてきた。

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