団体音楽活動に於いて悩みを感じている若い奏者は多い。
寧ろその類の悩みを持つことの無い人間は決して多くなく、かくいう自分もその類の人間だ。
『自分の音楽表現を貫き通すことが出来ない』
『自己の評価が、自分の期待通りのものとならない』等の不満を自分は抱いていた気がする。他の人はどう言う不満を抱いているか、一概に言ってのけることは出来ない。
だが、どうもこの種の悩みは比較的多く感じられているらしい。
他の人は置いておいて、自分の場合に限りこの悩みは非常に幼稚な、阿呆な考えであると考え直すように努めている。
自分の音楽表現が他より秀でているという慢心、評価されねばならぬという焦燥感とおかしな義務感が、その悩みの根源、悪しき実体であるという考えに行き着いた為である。
前者は言わずもがな、後者は適度な感情であればモチベーションの持続に役立つが、行き過ぎれば焦燥感からは思いも寄らぬミスを、義務感からは音楽の楽しさ、素晴らしさ、本来の意味を見失わせる負のイメージを招かないとも限らない。
今はただひたすら自己の研鑽、そして音楽の追求に励もう。
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