音楽を楽しむ人は多い。
純粋に音楽の凄みにのめり込む人、技術を磨いて以前の自分を超えた充実感あるいは他者との比較をして優越感にひたる人、生業として行う人、様々である。
しかし、そもそも音楽を始めた理由は更に十人十色、千差万別である。
初めて持たされた楽器。持ち方さえ知らずにおかしな構え方をして笑われた学生時代。毎日毎日マウスピースを鳴らすことだけに心血を注いで幾ヵ月。
初めて楽器で音を出せた瞬間のことを自分は忘れない。
この文章を見ておられる方にはプロもいればアマもいる。指揮者をしていればホルンを吹いている。あるいは他の楽器を楽しんでいたり、音楽そのものを愛する人ばかりだと思う。
自分はまだまだ未熟、むしろ人の前に立つべき人間ですらないとすら感じる。
しかし、そんな自分でも頼り、拙い力を望んでくれる方々がいる。自分はそんな人達のために、なによりも尊敬する音楽の力になりたい。
生意気な文章を書く人間ではありますが、どうか同じ音楽を愛する人間として、叱咤激励を頂くたく思います。どうかよろしくお願い申し上げます。

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