昨年秋の特別国会に続き、今春、なんと通算9度目の
国会で、共謀罪の成立を押しとどめることができました!
今春通常国会では、民主党の踏ん張りと国会内
共謀罪反対勢力による「野党共闘」の実現、
NGO・NPO関連運動体の参加、
日弁連各単位弁護士会の反対声明(100%)や
刑法学者の奮闘、「表現者」によるさまざまな試み、
地方議会での請願・陳情、反対決議の採択、
労働組合を含む署名運動への取り組み、東京新聞
はじめ大手新聞社による反対記事の掲載とテレビを
含むマス・メディアでの一斉報道など、
運動的には大きく前進し、広がりを獲得できました。
政党間・国会内の政治的思惑が背景にあるとしても、
間違いなく運動の広がりとマスコミの反対報道により、
反対世論を大きく盛り上げることができた成果だと
思います。
しかし、なんと言っても、国会前の”ミニ解放空間”
(国会前に全国から飛び入り参加!)、表現者たちの
ネットを駆使したライブかつリアルな情報提供(映画作成
・上映も!)、フリー・ライターを軸にした反共謀罪の論陣と
キャンペーン(アン・ガールズの活躍も!)、ミュージシャン
ZAKIさん・日本山妙法寺石橋さんはじめとしたゲリラ的
デモンストレーション(「変な共謀罪」の唄はテーマソング!)、
などなど、リアルな「参加空間」と新しい出会い・意思表示の
あり方をさまざまな形で実践・提供したことは、計り知れない
底力と大きな可能性を示唆したと思います。
旧い言葉で表現すれば、今までにない新たな「文化的」
取り組み・環境が創られた、というのでしょうか。。。
まだまだ十分とはいえないまでも、共謀罪を葬り去る、国会
の流れを変え得る、確実な手ごたえを掴み取った闘いでも
ありました。
そして、秋!
政府は国会閉会土壇場で与党最終試案なる「丸呑み詐欺」
転換案を提示し、暴露された「条約ガイドライン」の弁明に
躍起となりつつ、国際世論で外圧を作ろうと巻き返しを
図っています。
この夏をどう越え、秋の国会攻防をどの水準で
出発させることができるか、
これでほぼ勝負の帰趨が決まります。
与党への抗議、野党への激を送る「暑中見舞い」
(自宅・国会、はがき・FAX・メールなんでも)
の取り組みは?
共謀罪反対納涼大会は?
川柳・短歌募集、
ネットを活用したイベント、
アン・ガールズU、
「共謀罪、その後」V などなど
できることから実現しましょう!!
春の闘いの成果と総括を共有し、すでに始まっている
秋・臨時国会での「共謀罪廃案」に向けて、集会のお知らせ
があります。
以下、転載。
「秋の臨時国家で共謀罪を永久に廃案へ」総決起集会
7月21日(金)18時から
東京しごとセンター(飯田橋南口歩10分エドモントホテル隣)
■ 講演 足立昌勝さん(関東学院大学教授)
「共謀罪は廃案しかない」
■ 特別報告 海渡雄一弁護士(日弁連ワークチム事務局長)
「暴かれた法務省の大嘘」
■ 特別報告 藤田勝久さん(都立板橋高校元教員)
「「日の丸・君が代」裁判有罪判決に抗して
ほか
会場費500円
主催:破防法・組対法に反対する共同行動

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