思い起こせば、あれはもう30年以上も前のお話しである。
おらが 「
流行性外耳下腺炎」 いわゆる 「
おたふくかぜ」 に
罹ってしまったのは、
義務教育スタートの日、小学校入学式
の翌日だった。3日ほど休んで登校した時の印象は、まさに
“
浦島太郎状態 ”。右も左もわからない中、

顔見知りの
クラスメイトも探せず、皆とは別メニューで、点線で書かれた
ひらがな の文字を、ただひたすらなぞる作業をこなしていた
記憶がある。“
最初が肝心 ” などと言うが、よくグレなかった
もんだと自分でも不思議に思う。これは正月に帰省した時に、
小学1年の
あゆみ( 通信簿 )をたまたま見て驚いたのだが、
4月は祖父の忌引もあり、出席日数はたったの14日だった。
風疹、
おたふくかぜ、
水痘。この3つは小学生ぐらいまでに
自然に罹るのを待って、もし罹らない場合は重症になるので、
予防接種をした方がいいと言われる。そう考えると、あの時は
あれで良かったのかと、点滴を打ちながらしみじみ思った。
人は病床に臥せると弱気になりがちである。様々な思いが頭
を駆け巡り、そして
ある事実がふとよぎった。そういや、おら
まだ水疱瘡やってねぇじゃん・・・。
(−。−)げこっ♪ 

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