もともとは文科系のおら、ダーツに関する
数字には悩まされなくなったが、
日常の業務中に発生する
数字で混乱することが最近になって続いた。
まずはある社団法人の自動車保険。昨年は年間100万円の保険料を
頂戴していたのだが、今年の見積は120万円になった。増加の理由は
事故率による計算で、4%の割増が各々の自動車に反映するためである。
担当者は昨年支払った100万円の保険料に
4%の増加になるならば、
「 今年の保険料は104万円になるはずだ 」 と主張する。だが昨年の場合
そもそも1台、1台の割増引で保険料を算出し、単に合計しただけのもの。
元々の保険料とは数字的にはほとんど関係のない
シロモノ?なのだ。
自分では理解できていても、このカラクリを説明するのに30分かかった。
もうひとつはお客様が
1ヶ月だけ20歳の息子さんが運転をするという
ケースだった。年間で7万2千円の自動車保険を頂戴していたのだが、
残り4ヶ月で6万2千円の追加を要した。事故もなく無事1ヶ月が経過し、
元の条件に戻そうとすると、
1万7千円!? しか返戻できなかった。
なんと結果的にを1ヶ月で約4万5千円の保険料を支払うことになったのだ。
この数字のカラクリを作った
張本人?は 「
短期率 」 というやつである。
例を挙げよう。12万円の保険をひと月で解約すると、既経過率25%なので
9万円の返戻になる。“
1ヶ月で3万円の保険料を支払う計算になる”
もしも 「
月割 」 で計算できれば、当然
12分の1の保険料 1万円になる。
残り4ヶ月で55%の追加を頂戴、1ヶ月経過後に15%しか返戻できない。
今回はこのケースに該当してしまったが、ルールがある以上は従うしかない。
もっとも
自動車保険の種類によっては、月割で計算できることが多いので、
レアケースになるかもしれないが…。結果論だが、この
数字のマジックを
ふまえて、無駄なサービスを提供するのではなく、お客様に
不利益にならない
カラクリを作ることを優先すべきだと思う・・・。
(−。−)げこっ♪

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