“ 新しい布陣の下、政策実現を図るためにきょう辞任を決意した。”
奇しくも?おらが
政治をテーマにした漫画を読み終えた次の日、福田首相は
電撃記者会見で退陣表明を行なった。ブログ 『
あそおたろう 』 を書いてから、
まだ一年も経っていないのに・・・。弘兼憲史が描いた 『
加治隆介の議 』 は
漫画好きで知られる自民党幹事長さんならば、おそらく読んでいる作品だ。
かつて、「
加治隆介の議テレビドラマを実現する議員の会 」 があった。
当時の若手政治家にとっては “
バイブル ” のような存在になっており、
2004年4月に山本一太参議院議員と浅尾慶一郎参議院議員が呼びかけて、
同作をドラマ化するため超党派の議員連盟 ( 通称 ・ カジ派 ) が結成された。
しかし、結局この計画は頓挫している。「 一介のサラリーマンが政界に進出し、
地元利益還元ではなく日本、ひいては世界から物事を考える政治家となる。」
ストーリーである。作中のテーマが
当時の世相を反映した内容となっていた。
難関へ次々と挑む主人公を描いていく一方、
密室政治による首相選出を
厳しく批判する主人公が自ら密室政治を運んで首相を選ぶとの場面もあった。
リアルタイムに連載は進行し、
日本新党&新党さきがけなどの新党ブームで
モデルにされる政党が登場する。
自社さ連立政権についても描かれていたね。
またドラマ性も非常に強く、主人公は外遊時に事件に巻き込まれることが多い。
PKO活動の視察でカンボジアに向かった際、ゲリラに身柄を拘束され命を落とす
寸前まで行ったほか、大阪でのAPEC開催時に中国代表団から別ホテルの
用意を要求され、そのホテルを予約していた暴力団の組長と交渉したことが
発覚して裏取引だと問題視。一時、議員を辞職していた時に一民間人として
韓国を訪問した際には、北朝鮮の関係者により拉致されかかったりもした。
とにかくドラマチックな状況でも当時の世界状況が勉強になった記憶がある。
おらもドラマ化には賛成だが、木村拓哉が主演した月9ドラマ 「
CHANGE 」 の
ストーリーが 『 加治隆介の議 』 と酷似したものとなっていることによって、
ドラマ化の目的は達成された!?との見方もあるようだ。政治家である父と
後継者の兄が事故で死亡、政治とは無縁だった次男の主人公が政治家に・・・。
「 政治 」 を舞台にすると似たようなシチュエーションになってしまうこともあって、
作者の弘兼氏は静観したが、週刊誌上では
パクリ疑惑?も報じられたらしい。
私は自分自身は客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです
昨夜の会見での最後の言葉は、
福田康夫の議!?とは思いたくないけど、
では客観的にどんな総理大臣だったのか聞きたい・・・。
(−。−)げこっ♪
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