“ 手を挙げて 招く猫には 福来る ” 9月29日は 『
招き猫の日 』。
「
くる ( 9 ) ふ ( 2 ) く (9) 」 ( 来る福 ) との語呂合わせから、記念日を
日本招き猫倶楽部と愛知県瀬戸観光協会が制定しました。この日を中心にして
伊勢の 「
おかげ横丁 」 の
福招き猫祭をはじめ、日本各地で記念行事などが
開催。右手上げは 「 金運招来 」、左上げは 「 千客万来 」 と言われています。
さて、
一休、
彦一と並んで特に知られる
とんち者とされている“
吉四六さん ”。
吉四六 ( きっちょむ ) は実在する歴史上の人物。豊後国の生まれで本名を
廣田吉右衛門といい、名字帯刀を許された地方の庄屋であった。この吉四六に
まつわるとんち話が 「
吉四六話 」 になる。これは明治時代に地方から伝承を
寄せ集めて編纂し、のちに地方紙が読み物としての連載を始めたことによって、
大分県民にあまねく広まった。全国区となったのは、昭和50年代の一休さんの
アニメ化で巻き起こる
とんちブーム現象と、まんが日本昔ばなしのヒットにより
起きた昔話ブームであり、出版各社がこぞって
児童文学の中にとんち話や
昔話を題材に採り入れたことが大きいと言える。吉四六は彦一とともにその中で
開拓された人物である。おらと彼との
出会い?も小学校の図書室に他ならぬ。
ある時、吉四六さんはこんなはなしを小耳にはさみました。「 オスの三毛猫を
舟にのせておくと、どんなにひどい嵐にあっても沈まない。それでよい値段で
買い取るらしいが、オスの三毛猫はめったにおらん 」。吉四六さんはしめた!
と思い、「 わしのうちにはもっと珍しい “
十七毛 ” のおすねこがおるわい 」
へんな自慢をしていました。これはオスの三毛猫でも背中をちょっとヤケドした
つまり、
八毛。三毛と八毛を足しても十一毛にしかならないことを指摘されると、
「 いやいや。尻のところの毛がむけておりましょう。つまりは、
無毛 ( 六毛 )。
三毛と八毛と六毛。全部あわせて十七毛になる 」 このとんち話に感心すると、
同じことで自慢してやろうと、その猫を持って喜んで帰りましたとさ。おしまい。
仲間由紀恵のCMならば、「
駄洒落じゃない!」 とでも言いそうな感じ・・・。
おらは話題
見っけと
やけに喜んだので
むげにする
毛ったい?な真似はせぬ。
改めて吉四六さんの
駄洒落の世界へと招かれた・・・。
(−。−)げこっ♪
< 参考資料 > フリー百科事典 『 ウィキペディア ( Wikipedia ) 』
366日への旅 今日は何の日?


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