帰国から一ヶ月以上も経ってるのに、いっこうにインカ時代に突入してません、オレです。
いや、思ったより編集してられないや…。ボチボチ行きます。
今日はね、そんな中だるみを払拭すべくカンフル剤として世界遺産を投入します。
ずばり、
ナスカの地上絵!
砂漠の地、ナスカには紀元前900年くらいから大小さまざまな文明があったと言われている。
地上絵は、そんな砂漠の民たちが、紀元前200年から紀元後600年くらいに起きたナスカ文明のころに描いた古代の芸術品だと言われている。
ナスカへはリマから飛行機で行く手もあるし、パン=アメリカン ハイウェイを走るバスという手もある。

ずっと沙漠が続く真っ直ぐな高速道路。
バイクでぶっとばしたい。
ナスカの地上絵の線は石や砂利を取り除いて作られている。
幅は数十p〜1mという感じか。
しかも、この線が延々と続くわけよ。

真っ直ぐな線がナスカラインつーやつです。
地上絵の中でも"Hands"と"Tree"はパン=アメリカン ハイウェイ沿いにあって、物見櫓みたいな塔から見ることができる。
んで、本格的には、セスナ機で空を飛んで、見る。
30分くらいのフライトだが、非常にドキドキする。
まずね、どのガイドブックにも飛行機酔いすると書いてある。
オレは偶然にもドイツ人のご夫婦と同じセスナになったのだが、彼らは朝食を抜いてきたと言っていた。

オレはノーケアだったのでビビっていたが、午前中のフライトなら風も弱いからvだったみたい。
バイクに乗るのと一緒で、飛行機が傾くと同じように首を立てる方向で曲げとけばv。
でも、高所恐怖症だから飛行機酔いよりも高さの方が恐かったわ…。
ま、それでも乗り物が好きだから楽しかったんだけどね。
セスナは、かっこえぇし。
この二枚は"Whale"、クジラ。
この二枚はオレが一番お気に入りの"Astronaut"、宇宙飛行士!

何故に、古代文明で宇宙飛行士(宇宙人?)かは不明です。
んだからこそ、こいつは気になるね。
この二枚は"Spider"。いちばん線がハッキリしていて分かりやすかった。
この二枚は両方とも"Hummingbird"かな。
この二枚は、パン=アメリカン ハイウェイ沿いにある"Hands"と"Tree"を飛行機から見たもの。左(もしくは上)の写真の中央にちょこっと建っている赤い建物が塔ね。
右の青線の中にあるのが、"Tree"。
セスナからナスカの街を見た図。
セスナからは、この他にもTriangle、Trapezoids、Monkey、Dog、Condor、Alcatraz、Parrotと見せてくれた。
ただ、セスナをほとんど垂直に立たせた状態で旋回しながら見せてくれるから、見るだけで大変。
見つけるまでも時間がかかるし、写真におさめられたのは上のだけだったよ。
他の写真については、
Great Bridgeというサイトの
ナスカの地上絵が良いかも。
”何故、ナスカの人々はこの地上絵を描いたのか?”
という問いへの答えはない。
王制や権威、信仰への畏怖などがあったのかな?
たんなる芸術?
ネタやドッキリ?
宇宙人に見せるため?
ナスカが沙漠の地でありほとんど雨が降らないから、2000年近くもこの地上絵は侵食されることなく残っていた。
ナスカの人々がどんなつもりかは分からないけど、彼らのモティベーションを想像するのもまたロマンであるんじゃなかろうかと…。
こりゃたまらん。

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