あ、ども、御沙汰してますか?オレです。
まぁ、実は今週を含めて4週連続で週3日しか出社してなくて、出社してる日はテンパってます。
シゴツ溜め過ぎですよ。アッハ!
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先日、会社の先輩が車を買い換えるということで、夫婦でカーディーラーへ行ったときのお話。
メーカー系列の販売店A社、B社を比較してました。
A社;東京都世田谷区にあるディーラー
B社:厚木市にあるディーラー
それぞれ違うカーメーカーなので売っている製品は当然違うが、車なんてどのメーカーでも、いずれのジャンルでも競合する商品の品揃えはあるかと思う。
だから、ブランドなどの好みを考えなければ、どのメーカーのものを買ったとしても大差は出てこないだろうかと。
A社に行ったときは世田谷という土地柄もあってか、陶器のコーヒーカップにコーヒーが運ばれてきたのに対して、B社では自販機の紙コップコーヒーという差が出てたのも印象を変えたかもしれないが、それよりも差が出たのがセールスマンの腕に寄ったらしい。
A社のセールスマンは、ユーザ(先輩のこと)の話を聞くというのが基本姿勢。
セールスマンからの提案はなく、ひたすら聞き役で、ユーザがどういった車を求めているのか、どういったオプションがユーザのライフスタイルに合っているのか、どういったお値段が妥当なのかということを展開していっているわけですよ。
B社のセールスマンは、ひたすらどういった機能が特徴的でお奨めなのか、自社の技術力アピールをするのみ。
こういった機能もあります、ああいった機能もありますという、技術力の押し売りみたいな感じだったらしい。
A社がニーズ指向に対して、B社はシーズ指向な説明だったらしい。
B社のセールスマンは元技術者だったのかなぁ?
当然、その先輩は、A社の方が印象が良かったし、車を買いたくなったと感想を漏らしてた。
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別の話で、部署の先輩方がオレ、オレの同期、後輩という面子にBBQを提案してきた。
女性もいないオッサンばかりだが、長野か山梨でロッジを借りて一泊しつつ、マッタリとBBQをしながら酒を飲むという癒し系な計画。
自然の中で、マッタリと酒と食事を楽しみ、語らい合うことも良いではないか。
そういった企画もアリだとは思う。
しかし、オレは実家の都合でパス、同期はテニスの試合でパス、後輩は友人との約束でパスとなり、先輩方のみで行くことになった。
企画した先輩が、”三人ともに断られた…。”とオレに漏らしたものだから、上述のディーラーの話を聞いていたオレは、”それは本当にユーザのニーズに合っているものですか?”と意見しといた。
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結局、この二つの出来事で言えるのは、「提案している人は何も嫌がらせをしたいと思っているわけじゃない。むしろ、皆が幸せになれるような提案をしているつもりだ。だが、ユーザの生活様式や動機に合っているものではない。」ということだ。
車を買おうとしていた先輩は、夫婦二人と友人たちでアウトドアへ出かけるのが楽しみなので、別に子供が出来たときのためのオプションなど要らない。
オレは先輩たちとの交流より家族のことが重要だし、同期はテニスのことが重要だ。
後輩は、友人たちとコンパやキャバクラ通いをすることのほうが重要だと思っている。
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技術者としては、自分たちのインスピレーションを信じて、技術開発をするわけだが、金や時間を費やしてくれているユーザのことを考えられているのだろうか?
個人的には、ニーズ指向というものはせいぜい自動車でいうところのオプションを決めるためのことだけでしかなく、ガソリンエンジンを発明するということは、やはり技術者のインスピレーションこそが無くてはならないものだろうと考える。
コアな技術を作るときは自分を信じても良い思う。
だが、莫大な研究開発費を回収するために、いざユーザにお金を払ってもらおうとした時、改めてユーザを省みることができるのだろうか?
あんま自信ないなぁ、オレ。
しかし、これは本当に大切なことだと思ったわけなので、したためたんだ。
あ、結局、会社の先輩がどのメーカーの車を買ったかというと、今まで乗っていた全く別のC社のディーラーで選びまんた。
セールスマンの腕よりも、好みのブランド力つえー。(w

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