昔、日通旅行?のキャッチフレーズか商品で「ルックワールド」というのがありましたが、ここはその話ではありません。
最近他の宿のオーナーさんやスタッフの方から「どうすればお客さんが増えるのでしょうか」と言う声を良く聞きます。
私も自分の宿と遊びのことで精一杯ですし、宿の経営コンサルタントではありませんから、偉そうなことを言うつもりはないのですが、一つだけ最近感じていることがあります。
私が以前勤務していたユースホステル協会では、ほとんど2ヶ月に一回会議がありました。
その会議の準備で忙しく、会議の実体は懇親会のような内容ばかり。
また、皆さん集客増を目指すという同じ問題を抱えているものの、「だからどうすればよいの?」と毎回結論が出ない始末。
結論が出て、みんなが実行していれば、ここまで衰退することはなかったでしょう。
そこで私が感じていることは、自分たちのその組織にとらわれず、まず外に出掛けてみることが大切だと思います。
日本中や世界中の良い宿を見て回りましょう。
まさにルックワールドが大事なのです。
人気の高いユースホステルやとほ宿、旅館、ホテル、ペンションは何か理由があるから人気があり、お客さんが多く集まるのです。
人気がない宿は一度宿泊してみると、すぐに利用率が低い理由が分かります。
では自分の宿はどうすればよいのか、何がしたいのか、と言う答えが一発で見つかるはずです。
今年の初夏に道しるべのスタッフが北海道旅行をした際には、山のような改善点のお土産を持ち帰ってきました。
最初は良い真似ごとから始めて、悪いことは真似ないように。
改築や新規で事業を興すことは資金も必要ですし、大変なことなのですが、まず資金がかからなくて簡単に出来ることから始めればよいのではないでしょうか。
良い宿に泊まった旅は、不思議と気分爽快で戻ってくることが出来ますね。
お客様にはそう感じていただけるように、道しるべもこれからますますパワーアップしますからお楽しみに。