先日、少し時間が作れたので、私が徳島県では行ったことのない最後の地「蒲生田岬」までツーリングをしてきました。
蒲生田岬は、島を除いて四国最東端の岬です。
阿南市椿町にあり、アカウミガメの産卵地でもあります。
宿からは約60キロなので、1時間30分も走れば岬に到着します。
国道55号線の阿南火力発電所を過ぎた福井を左折し、蒲生田岬まで約10キロ、一部未舗装路やバスが対向できない狭い道もありましたが、バイクだと快適に走ることが出来ました。
地図で見る限りは、岬の先端まで道がないようなので、灯台は確認できても小さな集落で道が途切れるところを想像していました。
しかし、岬には駐車場があり、そこから徒歩約10分、最後は急な階段を150段登ったところに灯台がありました。
四国は足摺岬、室戸岬があまりにも有名ですが、この蒲生田岬も見事な断崖絶壁で、迫力満点で感動しました。
灯台のある展望台からは、地球が丸いのが実感でき、岬から離れた岩場には釣りをしている人がいました。
地元の漁船が運んでくれるのでしょうか。
東京からのオーシャンフェリーで徳島に近付くと、蒲生田岬の目の前にある伊島の近くを通り、蒲生田岬も霞んで見ることが出来ます。
徳島から下りの北九州行きフェリーがちょうど通りかかる時間だったので、良く探してみたのですが、分かりませんでした。
蒲生田岬は全然観光化されていないのですが、北海道の湯沸岬や紀伊半島の潮岬に似たような感じでした。
また、帰り道から見た北側対岸の椿泊漁港は、とても良い感じの漁港で、漁船が沢山並んで港に停泊している様は、旅情をかき立てるものがあります。
「あなた〜がいつか 話してくれた〜 岬を僕は訪ねてきた〜」という「岬めぐり」の歌を思わず口ずさんでいました。
帰りには、四国最東端の温泉「船瀬温泉」に寄ってきました。
弱アルカリ性の温泉は長時間入浴しても気持ち良く、肌がすべすべになるのが分かります。
また、とても綺麗な施設で、係の方も皆さん親切でした。
平日の昼間だというのに、洗い場は満席で、とても混雑していました。
徳島から車やバイクで室戸方面へ行かれる方は、この船瀬温泉と蒲生田岬にちょっと寄り道をすれば良いでしょう。
また海が見たくなったら、室戸まで行かなくても、この蒲生田岬でのんびりしたいと思います。
よく見ると、岩場に人がいて釣りをしています。
綺麗な建物の船瀬温泉
