今回、1泊2日で600キロを走った広島グルメツーリングでしたが、今まで何度も訪れた街尾道や広島が、まるで初めて訪れたような感覚にとらわれたのは何故でしょう。
その不思議さを走りながらずっと考えていました。
まず、車の場合は運転をすることにあまりにも集中しなくてはならないため、周囲の景色を見ることはあまり出来ません。
しかもフロントガラスから見える景色は、左右90度、上下45度くらいに限られています。
それがバイクの場合は、左右180度、上下90度くらいの、ほとんど普通に目視する状態で走ることが出来るのです。
以前、木曽路を走ったときには、塩尻から国道19号を南へと向かったのですが、今までは感じることが出来なかった、迫り来る山々の高さに驚いたほどでした。
列車に乗ったのでは、片方の景色しか見ることが出来ませんし、左右から迫ってくる山の高さを感じることは無理です。
また、バイク旅の面白さは、より自分の足に近いバイクという乗り物で、知らない街を駆け抜ける爽快感にあるのでしょう。
車や列車では旅行という感じですが、バイクの場合は旅という言葉がピッタリ似合います。
知らない街を見たい、ご当地グルメを食べてみたい、そして旅人を迎えてくれる地元の方や同じ旅人とふれあいたい、という事が、風を感じながら実現できるのです。
それと私のフォルツァの場合は、燃費と機能性の良さもありますね。
250ccなので、リッター35キロくらいは走りますし、荷物もいっぱい乗るのでとても便利です。
しかし、今回走った国道2号のトラックの数と渋滞はひどい物がありました。
排気ガスで、鼻の中が真っ黒になってしまい、もう少しで喘息になるところでした。
それに比べ、竹原を通る国道185号の海の青さは素晴らしく、また交通量も少なくて、のんびり気持ち良く走ることが出来ました。
今回、尾道と呉で物陰に潜む2台の白バイを発見しましたが、広島と滋賀県警は1キロオーバーから違反切符を切られるそうなので、注意が必要です。
警察も検挙率アップとか、もう少し違った方面で頑張って欲しい物です。
さて、次のツーリングはどこにしようか、考えるだけでワクワクしますね。
胡桃屋の広島焼き(これにたっぷりのネギをかけて食べます)
