全国に展開しているホテルチェーンの一つに、「スーパーホテル」があります。
旅人の中には、愛用している方も多いのではないでしょうか。
スーパーホテルの料金体系は特徴的で、他のホテルの追随を許さない部分があります。
一般的な地方都市にあるスーパーホテルの場合、1名1室の場合は4980円、2名の場合は3490円、3名だと2660円で宿泊できるのです。
道しるべも料金逓減制を導入していますが、1名では4200円、2名は3675円、3名では3150円となり、人数が多くなると、完全にスーパーホテルに差を付けられています。
特に観光地でもない徳島県の小さな町、板野町に宿を作るときに、駅前に全国チェーンのビジネスホテルが出店したときにでも、道しるべが勝てるような料金体系を考えました。
ホテルにはこの技は真似は出来ないだろう、と徳島市内に次々とホテルが出来ても楽観していたのですが、少しばかりの危機感を感じています。
徳島にスーパーホテルの建設予定はまだないのですが、ホテル激戦地の徳島は、プリンスホテルが撤退し、東横インが徳島駅前店の建設に入っており、サンルート、東急イン、ワシントンと誰が泊まるのか不思議なくらいホテルが林立しています。
今でも価格破壊が起きる寸前なのですが、ここにスーパーホテルが出来ると、一気に倒産を余儀なくされるホテルが出てくることは目に見えています。
結局何か特徴があるホテルが生き残ると思うのですが、徳島では格別特徴的なホテルは見あたりません。
今やホテルは、高級な施設でありながら、低価格なのが当たり前の時代です。
朝食無料、温泉大浴場完備、駐車場無料、低価格などは、既に当然のサービスなのです。
お客さんが「あっ」と驚くようなサービスの提供を考えていかないと、生き残ることは出来ません。
道しるべも次の「あっ」構想は沢山持っているのですが、なかなか踏み切ることが出来ずにいます。
また重要なことは、ホテル、旅館など宿の良さは、そこで働く人で決まると言うことを忘れずにいたいと思います。