阪神タイガースの監督にOBの真弓明信氏が就任しました。
現役時代は、ホームランを打てる1番バッターとして活躍し、ショートの華麗な守備は忘れることができません。
また、ヒッティングマーチは「ミッキーマウスマーチ」で、私は何度ライトスタンドを右に左に歩いたことでしょう。
さて、今シーズン優勝は間違いない首位にいながら2位に甘んじて、しかもクライマックスシリーズの第1ステージで敗退という屈辱を味わったタイガースには、問題山積です。
岡田監督を胴上げしている場合ではないと思うのですが、選手は敗れて悔しくないのでしょうか。
来シーズンに向けての課題ですが、やはりベテランと若手の使い分けが難しく、いつまでも金本、下柳、矢野などのベテランに頼っているようでは、将来暗黒の時代が再び訪れることは目に見えています。
ウェスタンで活躍している選手はどんどん1軍にあげて、経験を積ませて、5年後も10年後も優勝争いができる強いチームを作る必要があります。
また、岡田監督の時にはただ打つだけの野球で、ヒットエンドランやスクイズはほとんどありませんでした。
赤星や平野など足の速い選手もいるので、もっと積極的な攻撃野球が見たかった気がします。
新井の故障も、プロならば完治してから試合に出るのが当たり前であり、打てないのであれば応援にきてくれている観客に失礼です。
阪神ファンの方は様々な意見があると思いますが、優勝していれば逆に笑い話で済ませられるような話でも、優勝を逃したということは、チームが弱かったと考えざるを得ません。
昨年も今年も優勝争いをして敗れ去ったその悔しさを忘れずに、ポンポコとホームランを狙うだけのチームではなく、真弓監督には観客を魅了してくれるようなチーム作りを進めてほしいと思います。
不調の時の金本を4番からはずし、そして将来スタメンから外す勇気があるかどうかが、チームを強くするキーポイントになるように思うのですが。
来年こそは大接戦でも良いから、優勝を勝ち取ることができるチームになってほしいと願っています。