プロ野球セリーグは、巨人が頑張って熾烈な優勝争いを演じています。
昨日行われた神宮球場でのヤクルト対阪神戦で、試合終了後にファンと監督が言い争いをする場面がありました。
今年はオリンピックがあったため、藤川、新井、矢野の主力選手が抜け、苦戦を強いられました。
特に完全な抑えがいないため、中継ぎの投手を次々と抑えに回してフル回転させ、優勝争いをするこの大事な時期になって、抑えの投手が全員ばてている状況になっています。
また、開幕から4番を打ち続けている金本の衰えも顕著で、最近は大事な場面でのダブルプレーが多くなりました。
昨日の岡田監督の話では、「開幕からこのスタイルで戦ってきたから、これで行く」ということでしたが、私は監督の采配に大きな疑問を持っています。
先月29日にカープ戦で投げた石川、3日にヤクルト戦で投げた安藤は、相手を零点に抑えているにもかかわらず交代させられて、中継ぎが打たれて勝ち投手になれませんでした。
特に石川はルーキーで、完封もしくは完投勝利を収めれば、来期以降どれだけ自信に繋がるでしょうか。
調子が良い先発投手をそのまま続投させることはとても重要なことで、投手交代をすればするほど誰か調子の悪い投手がいることも事実です。
特に久保田、ウィリアムス、渡辺、藤川は今年1年酷使されており、好調時の球の切れが全くないと言っても過言ではありません。
マジックが点灯する時期になって、綺麗な勝ち方をする必要はないのです。
スクイズ結構、バント結構、がむしゃらになって1点を取りに行く野球をすれば良いのです。
金本を4番からはずす決断も必要でしょう。
藤本、平野、赤星のファインプレーが出て、この時期に燃えない選手は失格です。
選手はよく頑張っており、監督の采配の失敗を良くカバーしていると思います。
選手からもっと信頼される監督が就任すれば、阪神は9月中旬にも早々と優勝していることと思います。
でも監督としてはこうなった以上、勝ちに行くのはクライマックスシリーズと日本シリーズであり、今選手を酷使して優勝を目指すべきでもないような気がするのですが。
またオフには、ぶっちぎりで独走していたペナントレースなのに、ここまで混戦になった責任を岡田監督がどう取るのか、気になるところです。
ところで、Gというチームの監督もあれだけ一流の選手をそろえておいて優勝できなければ、恥ずかしいの一言ですが。