先月24日、岐阜県のひるがの高原キャンプ場で、10歳の女児が突然行方不明になりました。
わずか2〜3分の出来事で、必死の捜索も空しく未だに発見されていません。
警察犬を導入して捜索した結果、橋の途中で行方がわからなくなっているそうです。
奇妙な事件と言わざるを得ません。
徳島県でも1989年3月に吉野川中流域の貞光町で、4歳の男児が行方不明になっています。
こちらは、親が目を離したわずか40秒の間に忽然と姿を消してしまい、昔から伝わる「天狗の神隠し」に遭った、と言われました。
昔は家出をしたり、何らかの事件に巻き込まれていなくなったことで、「神隠し」で片付けられた部分があったと思います。
しかし、この現代で天狗の存在を信じている人はまずいないでしょうし、「神隠し」もあるはずがありません。
誘拐や拉致をされたり、事故に遭ったという原因があるからこそ、行方不明になったという事実があります。
一瞬の隙に鷲がさらっていったという人もいるようですが、赤ん坊ならともかく、人間を鳥が持ち上げられるとは到底思えません。
ひるがの高原の事件では、橋から川に飛び降りたか、誰かが橋で連れ去ったか、ということになります。
自分で川に落ちたのであれば、悲鳴が聞こえるでしょうし、その後もすぐに発見されることから、拉致の可能性が強いと思います。
事件発生からもうすぐ2週間にもなるため、女児の命が心配です。
無事に戻ってくることを祈るばかりです。