先日、最新の3Dを駆使した人気の超大作「アバター」を観てきました。
3D映画というと、小学校3年生くらいの時に友達と観に行った「仮面の忍者赤影」を思い出します。
1時間くらいの短い映画でしたが、飛び出す画像の時になると、赤影が「みんな、ここでメガネをかけるんだ」と言うのが子供心に変に滑稽だったのを覚えています。
左右で赤と青に分かれた変なメガネをかけると、手裏剣が飛び出してくるように見えて、びっくりしました。
まあその程度の映画だろうと、あまり期待しないで「アバター」を観たのですが、さすがに世紀が変わり3D技術も発達して、その映像美は見事でした。
ストーリーも簡潔明快でわかりやすく、映像の素晴らしさに没頭することが出来たのも良かったと思います。
あえて欠点を言うならば、鼻の低い私にはメガネがずれ落ちてきて、終始大村昆のようになっていたことです。
そのために何度も体が座席から前にずれて、座り直しました。
映画館によって異なるのでしょうが、もう少しメガネの改良が望まれます。
それと、さすがに座席に3時間近く座っているのは、歳だけに厳しい物があります。
映画終了後は腰が痛くて、すぐに立ち上がることが出来ませんでした。
キャメロン監督も、まさかそこまで考えて映画を作ってはいないのでしょうけど。
また、ハリウッド特有のハッピーエンドはお決まりで、これがもし邦画であれば、最後主人公が命を懸けて戦い、戦死したけれど、そのおかげで星が救われた、という結末になったかもしれません。
その方が泣けたでしょうが、最後に主人公を生かしたのは、「アバター2」を予定しているからではないでしょうか。
ストーリーは、ラストが異なりますが、「ラストサムライ」に似ています。
またシガニーウィーパーが出ていたので「エイリアン」とダブって見えたのは残念です。
「ロボコップ」や「エイリアン」のロボット、「ジュラシックパーク」など見たことのあるような映像もあったので、比較的安心して観ることが出来たのかもしれません。
娯楽映画として、あまり頭を使わずに、気楽に素晴らしい映像を楽しめる傑作だと思います。