車というのは本当に良くできた代物で、雨が降ろうが槍が降ろうが移動することが出来ます。
また、エアコンによって寒さ暑さも関係なく快適なドライブを楽しめます。
しかも一度に大勢の人を運ぶこともできて、その人は居眠りをしていても危険性はありません。
それに比べてバイクはどうでしょうか。
雨が降るとレインウェアを着て、夏はじりじりと照りつける太陽の日差しが暑く、冬は手がかじかんで固まってしまうくらい寒く、タンデムでも後ろの人が居眠りをするわけには行きません。
しかも、もし万が一事故をしたときには、車に比べてはるかに命の危険性があります。
と、従来の私は思っていましたが、ここ数年でバイクの魅力にとりつかれてしまいました。
バイクほど旅をするのに格好の乗り物はないと思っています。
今のバイクを購入してもうすぐ5年になりますが、北海道2回、東北3回、信州、北陸、中四国と九州以外の都道府県をことごとく走ってきました。
さてそのバイクの売り上げが低迷しています。
国内生産台数がピーク時の1割以下にまで落ち込んでいるそうです。
ホンダが次期改良時から大幅に値下げすることを決め、他のメーカーも何らかの対策を講じるみたいです。
ただ、都会の若者で車やバイクを所有出来るのは限られた人たちだけですし、田舎では車が一般的です。
遊び感覚としてのバイクを購入する人は確かに少ないのだろうと思います。
でも今回のメーカーの方策により、若者はともかくとして、バイクの販売が伸びることは確かです。
個人的には、フェリーの航送料金などもシーズンオフにはもう少し安くして貰えれば嬉しいですけど。
また、バイクで旅をしていて感じることは、市街地の観光地などにはほとんど二輪専用の駐車場がない、と言う問題です。
札幌ドームには二輪専用のスペースがありますし、クリネックス宮城も通路をバイクのために解放していたのはさすがだと思います。
以前一度提案した私の考えですが、原付免許(普通免許取得と同等)で125ccまで許可すればどうでしょうか。
バイクの危険性をきちんと教習する必要はありますが、問題ないと思います。
別の問題があるとすれば、自転車や徒歩、原付(二種も含む)では大鳴門橋が渡れない、ということです。
本四架橋の場合は、レインボーブリッジのように二段構造にして、上部を高速道路、下部を一般国道にするのが理想ではなかったでしょうか。
巨大な未完成品を作ってしまったことは、四国にとって大きなマイナスです。
さて、今後バイクの価値が見直されて、バイク人口が増えることを期待したいと思います。
春と秋には沢山のライダーさんが四国を、夏には北海道や信州を訪れて、ツーリングを楽しんで欲しいと思います。
気ままなバイク旅は、風を感じて雄大な景色を楽しめます。
(北海道中山峠からの羊蹄山)
