今から5年ほど前に「旅人のための宿を開業したい」というTさんにご利用いただきました。
その時には、場所の選定や諸手続などを簡単にご説明したのですが、その後は年賀状でご挨拶するだけに留まっていました。
先日、そのTさんにお越し頂きました。
「土地の購入目処が立ち、現在設計に入っている」とのことで、目が輝いていることにまず驚きました。
そして、設計図をご自身で書いてみたり、返済計画や損益分岐点の計算、宿泊料金の設定など、8年前の私と同じ事をされているので、笑ってしまいました。
やはりじっくりと計画を練って始めた事業は強く、決して付け焼き刃ではないことがよく分かりました。
オープン後は、沢山のお客様で賑わうことでしょう。
私も29才の時に「自分の宿を持ちたい」と転職し、沢山の人の協力を得て、構想10年で自分の城を完成させました。
最後にはわざと宿泊数が低迷している施設に勤務して、「自分の力でどれだけ宿泊数を増やせられるか」という難問に挑戦しました。
あの頃は希望に燃えていて、私も目が輝いていたのでしょう。
さて、Tさんの土地は抜群のロケーションにあります。
高速道路のインターから車で3分、最寄りのJRの駅まで徒歩約5分です。
しかも、周辺には全く旅人宿がないので、これはかなり期待できそうです。
私は、年間の宿泊数は3千名と予想しました。
宿のオープンは来春になりそうですが、私に出来ることがあれば協力させていただき、完成を楽しみにしたいと思います。
その時は道しるべとネットワークを組み、切磋琢磨していこうと約束しました。