連日30度を超す猛暑の中、毎日毎日飽きることなく汗だくになって掃除をして、今年の夏も終わろうとしています。
十分に水分補給をしながら休憩を取り、自分のペースで掃除をすると、最低でも2時間はかかります。
それでもガラス拭きや細かな部分の掃除がなかなか出来ないため、いつも反省しています。
少し時間が出来れば、毎日少しずつ手を入れたいと思っています。
先日もエアコンの掃除をしたら、大量の埃が溜まっていて、ビックリしました。
7月に掃除をしたばかりなのに、今年の夏は暑かったので、エアコンは大活躍でした。
さて、先日ある宿のオーナーさんから
「掃除はスタッフに任せて、適当にしています」
という話がありました。
私は、「う〜ん」とうなってしまいました。
結局、旅館業や飲食業も含めたお客様相手のサービス業は、掃除が命だと思っています。
どんなに旨い料理を出す店でも埃が舞っていたのでは、二度と行く気にはなれません。
徳島でランチの美味しい評判の店があって先日出かけたのですが、どうも掃除をした印象が無く、気分が悪くなってほとんど食べずに出てきました。
また、私が以前勤務したユースホステルも、それ以前には掃除機がなく、驚きました。
どうやって掃除をしていたのか追求すると、ゴミだけをちりとりで拾っていたそうです。
布団のカバーも長期間洗ったことが無く使い回し、枕カバーに至っては色が変わっていました。
と言って忙しいかというと、それほど大したこともなく、シーズンオフは閑古鳥が鳴く始末。
あまりの酷さに、お客さんが見るに見かねて拭き掃除をしたこともあるそうな。
人気の宿はそれなりの理由があり、また人気のない宿もそれなりの理由が必ずあります。
「堅忍不抜」という言葉があります。
どんな苦難にも耐え忍び、心を動かさないことで、私の大好きな言葉です。
夏の暑さくらいで負けてたまるか、とこの言葉を思い浮かべて、毎日掃除をしています。
結局、人間はやる気がなくなったときが、すべて終わりの時です。
やる気を持って仕事を続けている以上、弁慶の立ち往生のように最後まで頑張っている人が、輝くときが必ず来ると思います。
道しるべの掃除は、合格ギリギリの80点です。
満点が取れるように、少しずつ頑張っていくのが、私の使命だと思っています。
私の大切な相棒です。
