52年のサンフランシスコ講和条約から61年を迎え、政府は「主権回復、国際社会復帰を記念する式典」を開催しました。
確かに未来に向かって大きく羽ばたく日本を象徴する日であることは間違いないのですが、奄美、小笠原、そして沖縄が日本から切り離された日でもあったのです。
一部でも日本人が日本人でなくなった日に記念式典を開催するのは、沖縄などの島民の心情を察すると、やはり間違っていると思います。
沖縄が経験した戦争の悲惨さをもっともっと日本人は理解して、配慮が必要です。
米軍基地の移設問題にしても、政権交代の波に揺られてどうなっていることやら。
距離的には全く問題ないため、基地はグアムかサイパンに移転するのが当然でしょう。
日本人が日本を守るために、はっきりと「No」が言える日本でありたいと思います。
また、「主権回復」という表現は、「日本が正しい戦争をした」というニュアンスで私は取ってしまうのですが、心配しすぎなのでしょうか。
多くの日本人が日露戦争や太平洋戦争で国のために命を捧げ、彼らのおかげで今の我々の生活があると私は思っています。
当時の国際情勢などを考えれば、「間違った戦争」だったとは思いませんが、彼らの命を粗末にしない方法はいくらでもあったのではないでしょうか。
それと、日本国の代表である首相や国会議員、そして日本国民が戦死者を祀ってある靖国神社に参拝するのは至極当然のことです。
靖国神社には一度祀ってしまうと分祀することは出来ないそうですが、そのことで日韓、日中関係に問題を起こしているのであって、おおいに検討する余地があります。
参拝する、しないを議論するよりも分祀することを話し合って欲しいと思います。
またこの時期に「北方領土交渉」が再開されました。
安倍総理がモスクワに乗り込んで交渉しています。
北方領土では日本の支援で生活をしている人たちも多いと聞きます。
先日のテレビでは「日本に帰属した方が我々の生活も楽になる」と話している択捉島の住民もいました。
千島樺太交換条約や日ソ不可侵条約のことを話すと長くなるので割愛しますが、樺太を完全に譲った以上、どのようなことがあっても北方領土は我が国固有の領土だと確信しています。
私が日本に残された場所で行ってみたいところは、まさにその北方領土しかありません。
樺太も行きたいですが、今は日本ではないので、機会があれば。
どのような形でも北方領土が返還される日が来るのは、まさに夢のようです。
国立公園に指定して美しい自然を残したままで、ぜひ一般人にも観光が出来るように最低限の整備をお願いしたいと思っています。
その時は、根室線の「スーパーおおぞら9号」が根室まで延長運転し、夜行の連絡船(またはフェリー)に接続するのでしょう。
国後島の留夜別まで約6時間、択捉島の留別まで約12時間の船旅は、ワクワクします。
爺爺岳や単冠湾は死ぬまでに是非この目で見たいと思っています。
話が脱線しましたが、「内政不干渉」と言うものの、神経をピリピリさせている周辺の国があります。
周辺諸国には十分な対応をして、今後日本と日本人がさらに豊かになるように政治家の皆さんには「やるのは今でしょ!」と頑張って欲しいと思っています。