今朝、高松から徳島に戻るために6:07発の列車に乗車していましたが、7時近くになっても「古高松で列車トラブルがあった」とアナウンスされるだけで、動く気配がありませんでした。
乗車していた列車は、屋島駅で折り返し、高松へ戻ってくるということだったので、JRは諦めて高速バスで戻ってきました。
豪雪や豪雨で列車が立ち往生した経験は結構ありますが、列車トラブルは初めてでした。
さて、動いている物はどんなに点検しても修繕しても、停止することは有ると思います。
今回は早朝だったので、ATCからの指示が徹底しなかったのでしょう。
ただ、車両の点検を欠かさないことも大事ですが、あらゆるトラブル時の迅速な対応も考えておく必要があります。
特に高徳線は単線を上り、下りの普通列車と特急が行き交っているので、ちょっとしたトラブルや列車の遅れが大きく混乱する原因となります。
今回は、高松駅のDE10機関車が故障車両を速やかに最寄り駅の引き込み線へ移動させ、定期列車の運行を最優先させる処置が必要だったのではないでしょうか。
結局、運転が再開されたのは5時間30分後だったそうで、たくさんの人が影響を受けました。
故障車両を移動させるダイヤのスジがないのなら、DE10が故障車両を定期旅客列車に連結してでも、とにかく本線を確保するべきです。
先日、JRの新幹線を取り扱っている方にお越しいただき、とても面白いお話を聞くことが出来ました。
新幹線車両のモーターが停止することは結構あるそうで、JR東海は東京に修理工場をもっていないために、営業運転をしながら大阪へ帰って来るのは、大変な苦労があるそうです。
自分が乗っている車両のユニットが機能していないなんて、乗客は思ってもいないでしょうけど。
JR四国は、単線の過密ダイヤ運行は苦労も多いでしょうが、旅客の絶対的な安全と迅速なトラブル処理をこなしてこそ、信頼できる企業に育つことを期待したいと思います。