来シーズンから、鳴門ポカリスエットスタジアムでの入場料が値上げになりました。
A自由席は3000円に、ホーム自由席は2500円にそれぞれ500円アップしました。
また、個人会員はS自由席で全試合観戦可能なプラチナシートが年会費45000円、そしてホーム自由席のブルーが20000円です。
プラチナシートは、企業の接待などで購入されるのが多いのだと思います。
まあJ1という価値観から判断すれば、妥当な値段だとは思いますが、ブルーを買うにもちょっとした決心が必要です。
私はJリーグ参入から3年連続で全試合観戦できる個人会員になりましたが、毎年観戦に行くのが3試合くらいだったので、「観戦にお越しください」という葉書を何度もいただきました。
そのため、次の年からは入場料を払って観戦するようにしました。
いくら隔週の土曜日開催だとは言え、全試合観戦に行くのはなかなか難しいことだと思います。
真のサポーターなら全部見るのが当然のことなのでしょうが。
私の希望からすれば、たとえばホーム自由席が3試合観戦できる5500円のチケット、そして6試合観戦の1万円のチケットを発売すれば、私は迷わず購入します。
また、小学生2名の家族4人で観戦する場合にはホーム自由席でも6400円必要です。
予め1000円くらいで登録したファミリーパスを持参すれば、家族(夫婦と子供なら何名でも)4千円で観戦できるチケットがあればお得です。
「今日はレッズが来るから、家族で応援に行こう」
という話になるかもしれません。
それが6400円だったら、あすたむらんどで1日遊んで、帰りに回転ずしを食べても3千円くらいで済むので、お母さんはそちらを選ぶかもしれません。
アルビレックス新潟が観客動員で大成功した秘訣は、家族をターゲットにしたことにあります。
子供料金を無料か格安にすれば、割安感もあって、親も観戦すると思います。
またナイトゲームの場合、私などは仕事が一段落して、それから駆け付けたとしても前半が終わった頃になります。
そのため、後半だけを千円で観戦できるチケットも全試合で設定されれば便利です。
株式会社だから儲けるのは当然ですが、自分たちが収益を上げることを考えるのではなく、観客が最も利用しやすいパターンのチケットを発売することを切に願っています。
先日社長は「平均観客数1万人を目標にする」と話していましたが、一人単価2500円で計算すれば、収入は4億2500万円です。
これなら強力なフォワードを獲得できそうに思えますが、はたして「捕らぬ狸の皮算用」にならないよう、気をつけて欲しいものです。