群馬県草津温泉の旅館に「じゃらん」で宿泊した韓国人女性が、とんでもない口コミを書き込んだため、旅館側がそれに反論する、という事態が起きました。
2名で代金5万円と言う高級旅館なのですが、「食事は3千円の価値しかない」と書いたそうです。
しかもこの客は無銭飲食と宿泊で、支払いをせずに帰ったことも判明。
旅館のオーナーは、じゃらんにその旨伝えて口コミを削除し、警察に被害届を提出するという大人の対応をするべきでした。
以前にも書きましたが、じゃらんにはとんでもない客が存在します。
道しるべでも「じゃらん」からの予約で、
「口コミで良いように書くから、宿泊料金をタダにしろ」
という客がいました。
しかもその1ヶ月後くらいにまた別の客が、同じことを言ってきました。
その二人共とんでもない嘘の口コミを書き込んだため、じゃらんに抗議しましたが、
「お客様の率直な感想を尊重したい」
という間抜けな回答しかなかったため、それ以降は「じゃらん」に部屋を提供するのは止めることにしました。
他の宿の口コミを見ても、素晴らしい宿なのに「荒探し」をして、どうでもいいような細かなことを、さも自分が被害にあったように口コミとして投稿するのが「じゃらん」の主流になっています。
本来、口コミと言うのは他のお客様にお勧めしたいような情報を書くのが本当の姿であり、悪口をズラズラ並べるのであれば、何の価値もありません。
後日、「じゃらん」には口コミは本名で書き込むことと、宿泊施設も利用客個人のマナーが悪い場合や悪い口コミを書く癖のある客に対しては、予約時点でそれと分かるようにするべきだ、と意見しましたが、7年くらい経過してもまだ返事がありません。
口コミごときにいちいち反論していたり、怒っていると、命がいくつあっても足りません。
もちろんごく一部の利用客のマナーが悪いだけなのですが、部屋や浴室でたばこを吸ったり、その吸い殻を窓から外に投げ捨てたり、ひどいのは高校生の貸し切りで、トイレの床に押しつけて、たばこを消していることもありました。
野球部だったので、県の高野連にその旨報告するべきでしたが、先生に厳重に注意するにとどめました。
あと、子供さんがオネショするのは仕方ないですが、その布団をそのまま押入れにしまいこんで、掃除の時に気がつくこともしばしばです。
あわててシーツやカバーをはずして洗濯し、布団は干すのですが、それでもなかなか臭いやシミが取れないので困ります。
衣類乾燥機にチューインガムやコールタールを一緒に回してしまい、庫内がベトベトになったこともありました。
誰の仕業か分かりませんが、コールタールは、故意だと思っています。
酔っぱらった相部屋の客同士が殴り合いのけんかを始めて、すだちの部屋が血だらけになったことも。
慌てて警察を呼び喧嘩は収まりましたが、私が深夜に警察まで引き取りに行くことになりました。
イビキが原因だったようです。
また、別の人が喧嘩でトイレの壁にパンチをして、穴を開けたことがありました。
その修理費は、全額弁償してもらいました。
あと、シャンプーやリンス、ボディソープは自由に利用できるのですが、明らかに窃盗する人がいます。
前日満タンにしたのに、今日はカラ、ということがあります。
今流行りのノンシリコンシャンプー「CLEAR」を今年の夏は女性用に使用しましたが、見事なまでに一気に無くなりました。
これはトラブルではありませんが、心理的には無料だとたっぷり使うようです。
8月だけで3本消費しました。
夢見て憧れて宿の仕事をする人は、最初はこのような利用者の対応に驚くことと思います。
私はこの仕事は20年以上に及ぶので、今更それほど驚くことはありませんが、あくまでも旅人が宿泊する宿なので、他のお客様に迷惑になるようなことをする人は、やはりビジネスホテルなどを利用して欲しいと思います。
現在、道しるべでは宿泊予約サイトは「楽天トラベル」だけに登録しています。
その楽天を見てだと思うのですが、ヤフートラベルとJALツアーズから相次いで登録依頼の電話がかかって来ました。
JALツアーズは昔、ユースホステルの仕事で、一度天王洲アイルの事務所に訪問したことがありました。
確かに、JALで徳島空港に入るお客さんは多いので、効果はあるかもしれません。
客層も良さそうですし。
ただ、徳島市内の立派なホテルがずらりと並んだ中に「道しるべ」が割り込むことは、とても失礼なことだと思って相談させていただきました。
来週あたり、もう一度電話をくださると言うことなので、検討したいと思っています。
今は宿泊客が予約サイトで宿を選ぶことが基本ですが、宿もお客様の情報を共有できるシステムにして欲しいと願っています。
それによって、部屋割とか対応方法が違ってきますので。
とにかく、この話題については1冊の本が書けるくらいです。
そのうち、「宿屋のオーナーうちあけ話」でも書きますか。