1月は「行く」、2月は「逃げる」、そして3月は「去る」と言いますが、この前新年を迎えたと思ったら、いつの間にかプロ野球のキャンプも終わり、まさに光陰矢のごとし。
そして、プロ野球は今日待ちに待った開幕を迎えました。
私も球場ののんびりした雰囲気が大好きなので、年間数試合は観戦に出かけます。
ただ、タイガースの試合はまるで自分が監督になったように「あの単独スチールは無いな」とか「ここはバントでしょ」と、昔の大阪難波球場にいた絶滅危惧種の手にはスルメとビールを持った南海ホークスファンのオヤジのように野次を飛ばすのでした。
ふと気がつくと、自分がそのオヤジの血を守り続けていたのか、と。
ファンの心理としては、贔屓のチームが勝つ確率はおおよそ5割。
だから勝てば嬉しいし、負けてもいいくらいの大らかな気持ちで観戦することが、球場で野球を楽しむコツ。
だから、大声を出して応援して、弁当食べてビールを飲むという、ストレス発散の場でいいのです。
甲子園のライトスタンドでは、相手チームの攻撃になるとトイレ休憩か、売店で食べ物を買ってきて食べる時間、と相場は決まっています。
私が初めてプロ野球を見たのは、小学校4年生の時の甲子園球場での読売戦。
この世のものとは思えないくらい、カクテル光線に照らされた芝の美しさと球場の広さに感動しました。
それまではテレビでしか見たことが無かった藤田平、遠井、カークランドなどの名選手をこの目で見て、そして大倉選手のぐんぐんボールが伸びていくホームランの軌跡が目に焼きついたのでした。
さて、話が脱線しましたが、今年のペナントレースの何の意味もない私の予想をしたいと思います。
まず、エルドレッドの復帰次第ですが、優勝は広島。
もし復帰が長引くようであれば、広島と阪神が10月まで優勝争いを展開するのではないか、と思います。
この両チームの投手陣は抜群で、特に若手をずらりと揃えた広島に黒田が入団した効果は大きいと思います。
カープのために大金の提示を蹴り、戻ってきた黒田を見て、他の選手が燃えないはずがありません。
また、阪神もルーキーの石崎、江越など若手の活躍が大いに期待できます。
ただ、逆にいえばこのオフにことごとく戦力補強に失敗して、ルーキーに頼らざるを得ないチーム事情も「どうなの?」と思ってしまいます。
鳥谷がメジャーに行っていれば、優勝どころかBクラスも覚悟するところでした。
そしてもうひとつ東のチームですが、やはり内海の故障と主力打者の高齢化は大きいと思います。
今年はそのチームにホームランを打たれる気がしないので、完膚なきまでに叩く絶好の機会です。
また、優勝するチームはお得意様を作ります。
一流百貨店がお得意様を作り、景気にはあまり左右されないように。
3連戦で3連勝できる戦力を持ったチームが、どのチームにエースを充てるのか、あるチームの監督の考え方一つで優勝の行方は大きく変わります。
特にカープがエース級を阪神に充てるのか、読売に充てるのか、それとも下位のチームで勝ちに行くのかで、ペナントレースは面白くなりそうです。
そして私の根拠なき順位予想は、広島、阪神、ヤクルト、読売、DeNA、中日です。
また今年面白そうなのがパリーグ。
大補強をしたオリックスが、本気で優勝を狙ってきました。
ソフトバンクとの一騎打ちが予想されるので、今年は京セラドームかヤフオクドームに行きたいと思っています。
開幕をあと9時間後に控え、水虫でもないのに足の裏がムズムズします。
今夜はまかないの夕食を簡単なものにして、テレビ観戦しながら野次を飛ばすとしますか。