先日、奥田英朗氏の著書「港町食堂」をブックオフで見つけ、即日読みました。
土佐清水、五島列島、佐渡島など全国各地の港町を訪れ、美女と肴を探す旅に出るのでした。
港町にはファミレスやファストフードは似合いません。
そう、まさしく漁港の前にある小さな港町食堂がその街にしっくり来るのです。
そして女将さんや娘さんが飛び切りの美人だったら、確かにドキッとするかもしれません。
その店で食べる刺身定食は安くて抜群に新鮮で旨く、旅の最高の思い出になるでしょう。
旅の面白さは、自分が知らないことを体験する楽しみにあります。
歳をとると、有名観光地へ行っても、高級グルメを食べても、若い頃のように感動しなくなりがちです。
それよりも港町食堂のおばちゃんの「きいつけてな〜」の一言に感動したりするもの。
旅先で食べ慣れたファミレスや牛丼屋に入ると何故か懐かしく感じます。
また、薄野や香林坊、伊勢佐木町、中洲でちょっと高級な料亭やレストランに入るのもいいと思います。
でも日本には沢山港があるし、港町には必ず食堂があり、そこにはいろいろな人生ドラマがあるのです。
港町に似合うのは電車でもなく、車でもなく、絶対バイクです。
港町で小さな食堂を見つけるバイク旅も面白いのかな、と思います。
GW明けに徳島の県南でもふらりと出かけてみますか。
