政府は先日の安保法案で、デモを実施して反対を表明したSEALSのことをニュースにしない、との条件をNHKに提案し、その見返りとして受信料の支払いを法制化する考えであることが判明したようです。
NHKは、テレビ、携帯のワンセグ、カーナビのTVなども受信料支払いの対象としており、下宿している学生も含めたほぼすべての国民が支払いの対象となります。
国の政策に反対した、大きなしっぺ返しが待っていました。
道しるべでは、NHKと協議の上受信料を払っていますが、算定基準で受信料を計算してみると、年間一括払いで77000円になります。
お客さんは見ていなくてもテレビを点けているので、それなりの価値はあるのかと思いますが、それにしても高い。
しかし、何か嫌な予感がしていたのですが、デモの仕返しという政府も、その話に乗るNHKも大人気ないですねぇ。
民主主義の権利としてデモは存在しますが、民主主義自体が理想的な政治体制でないことは明らかです。
しかも、小選挙区による議会制ならば、より一層矛盾が生じてしまうことも。
日本全国半数近い支持率があっても、すべての小選挙区でわずか1票差で落選した場合には、当選者がいないわけですから。
国民の半数近くの支持者がいて、議員ゼロもあり得ます。
そして地方の人口が激減する中、小選挙区の時代は終わりました。
議員ばかりいても、田んぼの真ん中に立派な高速道路が建設されて、徳島では耕耘機が走る始末。
少なくとも九州、四国など各ブロックごとでの比例代表制度で十分だと思います。
そうすれば、1票の格差問題も即解決です。
さてNHKについて。
戦後、物がない時代にNHKの存在は貴重だったと思いますが、現代に公共放送は必要でしょうか?
しかも下宿学生からも受信料を取るとは、なにが公共放送なのか。
将来は規模を縮小して国に管理してもらうか、株式会社になるか、選択に迫られます。
むしろ、PPV(ペーパービュー)で好きな番組だけを見るシステムの方が、良いように思えます。
スカパーのチャンネルに組み入れて貰えばどうでしょう。
とにかく、いつまで経っても変わらない政治もNHKも、旧態依然では何ら進歩はありません。
また、GDP600兆円の裏にも何かの思惑や陰謀がある、と思っています。