沖縄県知事の翁長氏が、辺野古への米軍基地移転承認を取り消しました。
先日お越しいただいた沖縄県からのお遍路さんは、辺野古移設賛成なのだそうです。
その理由は、米軍基地が来ることによって沖縄県中北部のライフラインの整備や経済効果により、町が活性化するから、というもの。
確かにそうです。
デメリットもあるけれど、メリットの方が大きいのではないか、と思います。
沖縄南部の県都那覇は空港やモノレールもあり、国際通りはたくさんの観光客で賑わっています。
それに対して県中北部は、観光客の来ない農村地帯で、町の過疎化が大きな問題なのだとか。
だから、米軍基地の移設で繁華街も出来るだろうし、商業的にも活性化することは明らかです。
一部の県民が、辺野古移設を理由にして、根本的に安倍政権に対して反対している、また和解金を目当てにしている人もいるのではないか、というお話でした。
私には詳しいことはわかりませんが、以前那覇を訪れた時、
「米軍基地がある限り、沖縄の戦争は終わっていません」
という高校生の作文と出会い、ショックを受けたことがありました。
しかし、その時と世界情勢は変わっていて、今こそ沖縄を守るために安保条約と米軍基地は必要だと思うようになりました。
沖縄から米軍基地がなくなれば、中国の思うツボで、沖縄の島嶼部がまず危機にさらされる可能性もあるわけですから。
ところで話は変わり、私の希望とすれば糸満から那覇、宜野湾、名護を経由して国頭までの鉄道を敷設して欲しいと思います。
名護からは海洋記念公園までの支線も必要です。
全線120キロの単線なので、工事は比較的スムーズだと思います。
完成すると、那覇から美ら海水族館まで約1時間15分で結ばれるので、水族館の入場者が倍増するのではないでしょうか。
特急「美ら海」だと約50分。
しかも3日間有効の往復乗車券を3000円くらいで発売すれば、黒字になると予想します。
鉄道が完成すれば駅周辺が活性化して、主要駅には商店街ができるでしょう。
沖縄県民の生活が便利になり、経済的にも活性化が期待できます。
とにかく、翁長知事の方策では辺野古移設に反対しているだけで、なんら普天間の解決策になっていません。
普天間代替案を作り、辺野古の代わりに提案するのが本筋でしょう。
知事という仕事は、県民の意見を集約することも大切ですが、国の方針を県民に説明して事業を円滑に進めることも大事な仕事。
ニュースを見ていると、今は小さなお山の大将で威張ってるボス猿に見えてしまうのです。
道しるべに棲んでる猿と同じ。