営業職のサラリーマンなら、外出先の得意先で帰りが遅くなった場合に、そのまま家に帰る直帰はよくあることです。
昨夜の神宮球場でも直帰が見られました。
同点で迎えた9回裏ヤクルトの攻撃。
畠山にサヨナラ安打を打たれた阪神の守護神マテオは、何とマウンドからベンチへ戻らずにそのままロッカールームのあるレフト側の通路に帰ったのです。
神宮球場はベンチの裏からロッカールームに行く通路がないため、一度グラウンドを経由してロッカールームへ行かなくてはなりません。
全国でも珍しい球場です。
ま、サヨナラ安打を打たれても一度ベンチへ戻り、ナインに声をかける程度の態度は当たり前。
日本人からすれば、それはふて腐れた態度と捉えられても仕方ありません。
ここで問題なのは、監督かコーチがそのことを本人に注意したかどうかです。
注意していないのなら、マートンのようにもはやマテオは使えません。
これで守護神マテオは5試合連続の失点で、チームは2試合連続のサヨナラ負けとなりました。
これだと守護神ではなく、火点けの悪魔です。
デイリースポーツは、「マテオ劇場」と名付けています。
金本監督は若い選手を発掘して、そこそこ頑張っていると思います。
しかし、二軍の掛布監督が若い選手に指導しているのであって、金本監督はそれに従っているだけかもしれません。
特に投手交代では不可解な行動が散見され、監督の責任で5試合くらいは勝ち試合を落としています。
打たれ続けてもマテオを使い続ける理由も不明です。
そして阪神ファンは爆発寸前。
投手交代は、先発投手よりも実力が上の選手に交代するのが基本です。
それがレベルが下の投手に交代するものだから、相手ベンチは「よし、行けるぞ」と盛り上がっています。
藤川も先発転向に失敗し、抑えでも失敗。
元々は先発投手だったのがスタミナが続かないために抑えに転向したのであって、それをまた先発転向させるベンチの意向が理解できません。
監督は抑えはマテオしかいない、と発言しましたがそれは違います。
先発ではもう勝てない能見を一時的に守護神として、中継ぎは安藤や榎田、岩田、高橋などに任せるとか。
幸い先発投手は豊富なので、それは可能だと思います。
すべての試合に勝つ必要はなく、勝てる試合をマテオで落とすのだけは避けたいものです。
それか最終手段として、抑えのできる投手をトレードで獲得するか。
連続出場の呪縛をかけられている鳥谷なら、まだ高く評価してくれるチームもあるでしょう。
今年は最下位も覚悟しています。
Jリーグのように社会人野球に降格する心配もないし、シーズンが終われば借金はチャラのいい商売です。
そして今年最下位なら、来年は掛布監督の誕生か、と考えたりして。
コーチは田淵、江夏、川藤、藤田平、吉田義男、新庄、バース、オマリーとオールドファンが泣いて喜びそうなメンバーでお願いします。