昨日は徳島ヴォルティスのサポーターとして、これだけ恥ずかしい思いをしたことはありません。
千葉で行われたサッカーJ2の千葉―徳島戦で、徳島のDF馬渡和彰が、ピッチ脇にいた中学生のボールボーイを殴って、一発退場になるという前代未聞の退場処分があったのです。
詳細は割愛しますが、中学生のボールボーイにしてみれば、大人のしかもプロの選手は雲の上の存在で、とても怖くて近寄りがたいでしょう。
その中学生を殴ったのですから、これは大変です。
しかもその尊敬すべきプロの選手に殴られたとなれば、これはもはやスポーツの世界の話ではなく、刑事事件ではないですか。
憧れの存在のプロ選手に手を出されたとすれば、言語道断、そのショックは一段と大きいと思います。
試合をスムーズに進行させるために、被害者の中学生は多分ボランティアで協力して下さり、一生懸命に仕事をしてくれていたに違いありません。
その彼を殴るとは何という愚行か。
プロの世界は技術的には超一流であることはもちろん、人間的にも魅力がなければ失格です。サッカーでフリースローの場合、時間短縮のためにボールボーイがいるのですから、次の試合からは選手が自分でボールを取りに行けば良いのです。
ボールボーイに対しては、「有難う」くらいの言葉があっても当然でしょう。
しかも主審、キャプテン、馬渡がお詫びに握手したというから笑ってしまいます。
お詫びというのは、頭を深く下げて、「申し訳ございません」というのがお詫びです。
いくら子供だとみなしても、上から目線になっているのが情けない。
刑事処罰なら、土下座でも物足りないくらいです。
Jリーグは騒動を起こした馬渡に処罰を下すでしょう。
それよりもそのような選手と契約したヴォルティス独自の処罰も当然検討すべきだと思います。
選手資格剥奪、罰金1000万円、勝ち点全部剥奪、来季のJ3降格、ポカリスエット10年分とか。
とにかく、あり得ない行為に対しては、あり得ない厳しい処罰で臨んで欲しいと思います。
また別のボールボーイが徳島サポーターから水をかけられる騒動も起きて、クラブはこのサポーターの特定と処罰も検討して欲しいと思います。
またクラブからの謝罪も出ていません。
今回の事件がどれほど重大事か、社長と監督、馬渡が直接ご自宅に謝罪に行くべきです。
少なくとも銀行員なら、どんなに深夜になっても支店長と代理と事件を起こした行員が金長饅頭を持って、当日中に謝罪に行くでしょう。
今年一年は馬渡と例のサポーターに対しては、満足のできる処罰でなければ、あまりの恥ずかしさで私はサポーターを辞めようと思います。
その証拠に、何ら影響はないでしょうが、少なくともブログでヴォルティスのことを書くのを辞めます。
5試合の出場停止程度の処分なら甘い、甘い。
サッカー少年の中学生が心に負った傷は、彼の人生をも左右するかもしれないのですから。
彼がサッカーを好きでいてくれることを願っています。