高校野球の徳島県予選は、先日ベスト4が出揃いました。
そして、その中に道しるべ近くの板野高校が入っています。
板野高校は、徳島県の中では強豪校に属しますが、いまだ甲子園の土を踏んだことはありません。
昔よく行った板野高校の近くにあるラーメン屋さんでは、学生専用の隠れメニューがありました。
地元の人たちにも支えられており、練習が終わった日没には学生で賑わったものです。
しかも徳島県は学区制を敷いているので、いくら中学で野球が優秀でも、希望する高校に進学できないことがあります。
板野高校は、甲子園に行きたい人が進学する学校では無いのです。
つまり、板野町内の地元の子供たちを集めて、練習を積んで甲子園を目指しているのです。
そうして甲子園に出場したのが、池田高校であり、徳島北高校、川島高校でした。
その方法が今の時代にあっているか、と言えば疑問です。
ただ、本来の高校野球の原点がそこにはあります。
昔、A県代表でA県の中学出身の生徒が一人もいない高校がありました。
地元の人は冷めていて、A県代表対大阪府代表の試合では、大阪対大阪なんで揶揄されました。
どこかで歯止めをする必要があります。
板野高校は、今日生光学園と対戦し、決勝では鳴門渦潮高校と川島高校の勝者と甲子園をかけて戦います。
生光学園には勝てる力はあると思っています。
もし残念な結果に終わっても、全力を出しきり、正々堂々とした悔いの無い試合をして欲しいと思っています。