片側1車線の危険極まりない徳島道。
今回も未来ある高校生がなくなるという、惨事が起きてしまいました。
左右の急なカーブがあり、土成インターと脇町インター間にはジェットコースターかと思うようなアップダウンがあります。
そもそも制限速度の70キロで走っている車なんていません。
大型トラックや高級そうな外車が100キロくらいで煽ってくるし、ゆずり車線になると走り去り、猛スピードで消え去ります。
追い越し車線を駆使しても、目的地には何分早く着くのでしょう。
徳島自動車道の計画時に私は銀行員をしていました。
田んぼの真ん中を高速道路が走るというので、賛成する人や反対する人がいて、皆さんからいろんな意見を聞きました。
そして結局藍住インターから西は阿讃山脈沿いに決定し、トンネルと谷に沿って走るジェットコースターのような高速道路になりました。
本来ならば人口の多い吉野川南岸の吉野川市を通過するべきでしたが、猛反対があったと聞いています。
そして、吉野川の南岸には高速道路が通るかもしれないというので、慌てて苗木を家の庭に植える人がいたとか。
立ち退きの場合は、木が1本2千円で評価されるそうです。
そんな金の亡者には嫌気がさしたのでしょう、国交相(当時)は山沿いにルートを決定しました。
というか、
「そんなに無理して高速を作らなくても、ガラガラの道はたくさんあるのに」
と思ったものです。
そして設計ミス。
今回の事故も左カーブなのに、2車線から右へ車線合流する危険な設計です。
車は、居眠り運転の場合は直進してその後少しずつ左に曲がりますが、この設計なら間違いなく渋滞した時に追突されます。
そんなことは何も考えていない素人のような設計ミスです。
徳島道を走ってきたお客様は、
「怖かったです、この高速」
と仰います。
今回の事故で亡くなった女子高生も、県南の海陽町の出身で、優秀な成績で県南の進学校富岡西高に進学し、将来が楽しみな若者でした。
彼女の命を奪った責任は重大です。
そしてひとつの結論に達しました。
直ちに徳島道は設計を根本的に見直すか、片側2車線にするまで通行止にすることを提案します。
死亡事故の多い、地獄の入り口のような徳島道は、人を乗せた車が走る道路ではありません。
国民の安全のために全線通行止にするか、それとも国民の命を無駄死にさせるか、二つにひとつ。
答えは簡単です。