日本人は英語を中学生、高校生、大学生の10年間も勉強して、ペラペラに話せる人はそう多くはありません。
英語は受験勉強の一つの手段になってしまっているので、話すことが目的ではないのです。
まして勉強するのなら早いほうがいいと、小学生や幼稚園から習いに行く子供さんもいます。
しかも内気の人が多く、外国人の前では話せないのではなく、話そうとしないのだから話せるはずがありません。
今は私の携帯でも、日本語を英語に訳して、おまけに音声で話してくれます。
将来は、もっと小型で同時通訳機能の付いた自動翻訳機が格安で販売されることでしょう。
そして、英語の授業は義務教育からなくなる予感がします。
そうすれば、学生で英語の勉強をしていた時間を、日本人なら国語や好きな科目の勉強に充てられます。
その結果、科学や医学、その他の技術が発展することは明白です。
外国語を勉強することは、やはり日本が太平洋戦争に敗れたことが一つの原因だと思います。
戦争で日本が勝ち、英国の全盛期のように世界中の国を支配していたら、英語など勉強することはなかったでしょう。
逆に世界中の人々が日本語を話していたら怖いですけど。
英語は世界共通語だと言いますが、日本、フランス、スペインや南米ではまだまだ一般的ではありません。
同時翻訳機が完成したその頃には、全世界の言語を訳せる翻訳機も登場しているでしょう。
日本語は流暢に話すことに目的を持たない、特異な言語です。
英語もフランス語も言葉は話すことに目的があるので話しやすいのが当たり前です。
私の下手な英語でも、日本語よりはるかに話しやすいと思います。
日本語は、漢字や熟語などでも同音異義語があってその意味を区別しているので、難解なものにしています。
日本語を習うことは、難しいのです。
そう考えると、日本人はあまり使うことのない英語を子供たちに勉強させるという、何と無駄な時間を費やしていることか、と思います。
英語を話したいのなら、子供の時にアメリカなどの外国に行くべきです。
その代わり、日本語が話せず書けない外国人になることを覚悟しなければなりません。
でも医学にしても、ロボットが診察をして手術をしたり、犯罪もロボットの警官が犯人を捕まえて、裁判官もロボットがスピード判決をするそんな時代が来るかもしれません。