プロ野球全12球団の実力を均一にして、金満球団の優勝をなくそう、という目的で始まったドラフト会議。
今年のドラフトも夕方から始まり、テレビを見ることは出来なかったのですが、選手を奪い合う醜い大抽選会だったようです。
過去には社会人枠があったり、高校生を別枠にしたりと紆余曲折した制度ですが、もっとシンプルな制度に戻すべきだと思います。
そこで私の意見を。
才能のある人気選手はどこの球団でも欲しいわけで、抽選は第1位の選択だけに限定するべきです。
そして、日本シリーズで敗れた球団の属するリーグの下位から交互に指名します。
その後は第1位の抽選で外れた球団が順次指名します。
我が阪神の1位指名は、清宮を外し、安田を外し、馬場でやっとくじを当てました。
これではドラフトの意味がありません。
ヨーロッパ旅行に外れ、ハワイ旅行にも外れ、大阪道頓堀旅行が当たったようなものです。
そして1回目の指名が終わったら、後は注目されている選手はほとんどいません。
それなら、実力の劣る弱小チームに少しでも実力のある新人を指名する権利を与えるべきでしょう。
また1位指名で最下位から順番に指名すると、ドラフトで有力な選手を指名したいばかりにペナントレースでわざと最下位を狙うチームも出てくるかもしれません。
2位からの指名にすれば、それは避けられます。
ドラフトでは、メジャーで活躍するような選手は、比較的下位で指名されるものです。
イチローにしても、掛布にしても、入団後のコーチや監督の指導によって実力をつけたのです。
そのため、「ドラフト1位のあの選手は今」なんて番組も時々あるようです。
昔からドラフトの是非が問われてきました。
本人がプレーしたい球団に入団するのがベストですが、選手をまるで商品のようにくじ引きで取り扱うのは如何なものか、という意見があります。
本人が好きな球団に入るためには、各球団の総支給年俸の上限を決めて、それを超えてはならない、とする規約が必要です。
そして、いっそのことプロ野球の優勝チームも日本一も、くじ引きで決めたらどうでしょうか。