東日本大震災での東京電力福島第1原発事故について、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣3人の第2回公判がありました。
起訴されているのは、元会長の勝俣恒久被告、武黒一郎と武藤栄の両被告で、勝俣元会長が
「震災当時、津波による事故を予見するのは不可能だった」
と無罪主張したことに、私は驚きを通り越して怒りを覚えました。
日本では地震や火山の噴火などを予測することは困難ですが、日本人なら起きるかもしれない、は誰でも思うこと。
それを予見していなかった人間が会長や社長職に就いていること自体、三流会社ではないですか。
会社の上に立つ人間がこんなにアホだと部下は苦労します。
また、地震が起きるかもしれないと危機感を持った人ならどうしたのか?
高台に発電機を設置して、津波被害を避けるとか、電源に水が入らないように密閉するとか、それなりの方法はあったはずです。
そんな簡単なことをしていなかった為に、涙を流した人がどれほどいることでしょう。
地震は何とか乗り切ったものの、原発事故の為に大勢の方達が二次被害を被っている現実があるのです。
放射能から避難して自宅を離れ、仮設住宅での生活はご苦労が多いことと思います。
想い出がいっぱい詰まった故郷を捨てたことは、その住民にとっては大きな屈辱と我慢です。
中には先が見えないと自殺した方もいるそうです。
彼らの苦しみと悲しみで流した涙は、今後100年間は枯れることはありません。
そして、天皇皇后両陛下がひざまづいて避難者の皆さんとお話をされているのに、このアホどもは謝罪も挨拶もしないで、体育館を後にしたのです。
恥を知れ、恥を。
この3被告は、無期懲役が妥当でしょう。
それが嫌なら死刑しかないと思います。
会社の経営陣が運営に失敗したなら、それなりの責任を取るべきです。
この被告に妥当な判決を下さない裁判所があれば、もはや日本の未来はありません。