W杯で25日の早朝、日本代表は強豪セネガルと対戦しました。
アフリカのスピードがありタフなサッカーは、日本が最も苦手とするタイプだと思っています。
しかし、セネガルの選手は身長が大きいので、重い荷物を背負っているのは、大きなハンディです。
前日の24日は宿を休みにして、夕方仮眠をとり、深夜に観戦しました。
試合の詳細は割愛しますが、私がテレビを見ていて感じたことは、柴崎選手の動きが素晴らしかったのと、2点目のゴールの時、岡崎選手のキーパーチャージギリギリのブロックは大きかったと思います。
柴崎選手は競り合いの時、身長の高い相手の脇をすり抜けて、振り返るといつの間にかボールをキープしていました。
それが何度となくチャンスを呼び込んだことは言うまでもありません。
また、後半30分から交代で出場した岡崎選手は世界でプレーしているからこそ出来たスーパープレーで、本田選手2点目の同点ゴールを大きくサポートしました。
普通の選手ならゴール前でスルーしたボールを見て、キーパーが見えないように邪魔をしようなんて考えもしません。
そして何度か相手のキックに対してヘディングで向かって行く姿を見て、神風が日本に吹いている、と思いました。
それは神風特攻隊が敵の巨大戦艦を目の当たりにして、小さな零戦で自らの命を顧みず、体当たりしているように見えたのです。
そう思うと、涙が溢れてきました。
話は変わり徳島ヴォルティス。
DFの橋内優也選手は私が最も好きな選手で、体を張ったディフェンスには私は何度となく痺れました。
相手のセンタリングを防ぎ、得点の機会を芽から摘む1点に値する見事な仕事です。
ストライカーの見事なシュートばかりが目立ちますが、地味な仕事だけど橋内選手がいなければ、ヴォルティスは何点多く失点していたことか。
ヴォルティスが一度だけJ1へ昇格したのは、彼のおかげだと思っています。
W杯の舞台で、世界中で活躍している選手に目立たない地味な仕事を任せることは、難しいことだと思います。
しかし柴崎選手や岡崎選手の、目に見えず記録に残らないけれど、確実に失点を防ぐ見事なプレーを見られただけでも満足でした。
さて、最終戦は28日にポーランドとの対戦です。
61位の日本が、8位のポーランドに対して勝とうなんて、明智光秀が天下を狙っているようなもので、戦国時代なら下克上半端ありません。
しかし、信じられないことにポーランドの予選敗退が決定しています。
つまり、秀吉の中国大返しがなければ、もしかして光秀が天下を取ることがあったかもしれません。
ヨーロッパの強豪はプライドもあるので、全力を挙げて向かってくるはずで、油断は禁物です。
ホジッチ監督が退任した時は「どうすんの、これ」と思いましたが、神風吹く侍ジャパンには外国人監督ではなく、やはり日本人監督が似合います。
それは、大和魂をもった神風の精神があるからです。
W杯が始まる前のブログでは「日本は1点を取れるかどうか」とか「鹿島アントラーズの方が強いんじゃね?」などと、ほざいたことを反省しています。
この調子なら、既に肩を落としたポーランドを撃破して、決勝トーナメントどころか、ベスト4あたりも無理ではないような気もします。
これ以上私がほざくと、夜の渋谷のように大炎上しそうなので辞めておきます。
そしてあまりにも熱い日本の熱気に負けて、梅雨も慌てて明けるかもしれません。
しかし私も時代の波に流れてしまい、「軽いな〜」と反省しています。
でも、侍ジャパン頑張れ!
やたら熱くなりましたが、日本人には大和魂があるのだから。