「楽天トラベル」「じゃらん」などの宿泊予約サイトが乱立しており、また他社と比較するサイトも出たりと、宿泊戦国時代の世となりました。
紹介するだけで手数料が入る、実に美味しい世界です。
その楽天トラベルに独占禁止法違反の疑いで、公正取引委員会が立入検査を始めました。
他社に出している価格を安くしないように、圧力を掛けたそうです。
いつまでも甘い汁の世界ではありませんでした。
道しるべでは以前、じゃらんとトラブルがあり、4年くらい休止していたのですが、様子を伺うため今年の1月末から楽天トラベルだけ1日1部屋の部屋出しを始めました。
そして3ヶ月間で予約が45件、キャンセルが約半分の19件、ノー症が1件、当日キャンセルが2件ありました。
それをどう思うかは、宿のオーナーの主観的問題です。
キャンセルでも連絡してくれたことは感謝したいと思いますが、やはりキャンセルが多いのは気になります。
私が楽天トラベルに部屋出しをした理由は、個人客の利用と売り上げを伸ばすことではありません。
ほとんどが手数料に取られてしまうので、売上収入は期待できません。
しかし、楽天トラベルのホームページに載せているだけで、学校団体の先生とか、ビジネスマンの方が見ていて直接個人や団体の予約が入るのです。
一言も喋らずに宿の予約が出来るので、予約サイトは確かに便利です。
私も旅に出るときは、必ず使います。
しかし、キャンセルもクリックするだけで、簡単に出来るので、お客さんは「宿に悪い」という感情はありません。
そのため、宿側も「来たら儲けモン」の感覚でちょうどいいと思います。
一般のエージェントを経由した場合は、手数料は15〜20パーセントだそうです。
それを思うと、確かにキャンセルは多いものの、お得なのかもしれません。