今月8日、赤飯のおにぎりを一口で食べるシーンをYouTubeのライブ配信していた女性が、死亡していたことが判明しました。
早食いとか大食いのテレビ番組は人気があるようですが、女性が口いっぱいに食べ物を頬張る様子は、見ていて気持ちのいいものではありません。
彼らの満腹神経が機能していないのは、それは病気です。
それを見世物のようにしてテレビで稼ぐのは、可哀想にも思えてしまいます。
小柄な女性が頑張る姿を見て感動することもあり、反対意見も多いかと思いますが、食べ物は綺麗に美味しそうに食べることが基本だと思います。
2016年に滋賀県の大会で死亡事故があり、一旦テレビ局は放送を止めていましたが、高視聴率が取れるのか再び過熱気味の状態です。
そして、YouTubeでも大食いや早食いが流れていて、事故が起きないか心配していたところでした。
赤飯を一口で食べて死んでしまったのでは、あまりにも可哀想な人生です。
子供の時に読んだ手塚治虫氏の「奇子」(あやこ)は、金儲けのため体に衣をつけて油の中に入る見世物をしていて、棒が折れる事故のために奇子が亡くなってしまうシーンがありました。
その時は、子供心にもショックでした。
金儲けのために命を懸けて見世物をする、そういう生き方があることを知りました。
早食いや大食いはそれと同じですが、どのような仕事をしようが個人の自由なので、批判をするつもりはありません。
ところで、私もお遍路さんや旅人に宿を提供する仕事をしていますが、感動することも多く、この仕事で良かったなあ、と思っています。