鳴門市街地から西、約10キロの地点に「大麻山」(おおあさやま)があります。
南山麓には、「バルトの楽園」で映画化されたドイツ兵を収容した坂東俘虜収容所、そして西麓には「大麻比古神社」もあり、正月には初詣の参拝客で前を走る県道は終日大渋滞なので、正月には走らないことにしています。
また、西南には「道しるべ」という小さな宿があります。
さて、その大麻山に隠された不思議な話を祖父から聞いたことを思い出しました。
簡単に思い出しながら、まとめましたのでご紹介したいと思います。
ただし、それが事実かどうかは不明です。
昔のこと、医療用の麻酔薬となる大麻(たいま)を専属で栽培する契約農家を政府は水面下で模索していました。
大麻山の名前を誰が付けたのかは不明ですが、大昔から大麻が自生していたのではないかと思われる土地なので、政府が大麻栽培の候補地に挙げたのは間違いないと思われます。
訓読みだと分からないけれど、音読みすると「たいまやま」なんて、あまりにも怖すぎます。
そして、徳島を流れる吉野川には、「善入寺島」と呼ばれる日本最大の川の中に存在する島(中洲)があります。
その島は、南岸からも北岸からも潜水橋(洪水時に橋桁を流し、洪水が収まると再び橋桁をかける橋)を渡らないといけないので、そこは江戸時代から遍路道として利用されているものの、外部には何を栽培しているか分からない秘密の土地なのです。
そして善入寺島が国有化される時、田舎にある川の中の土地が住宅地という破格の値段で買い取られたそうです。
そのため、「善入寺島成金」が現れたのだとか。
江戸時代には吉野川がしばしば氾濫し、裕福な庄屋などは高台に住んだものの、貧民は善入寺島とか洪水の多発する川沿いにしか住めませんでした。
「喜来」という徳島県独自の地名があります。
吉野川が洪水を起こすと、「川が切れて農作物が流されて土地が洗われる」ことを方言で簡潔に「きらい」と言われました。
そんな土地を政府が高価で買い取ったため、大麻を栽培しているという噂が立ったのです。
そして現在では、政府が管理する土地と契約した専属農家しか大麻は栽培できません。
厳重に管理された土地で、人選された人が極秘に栽培する、正に国家機密なのです。
その農家は国家公務員扱いであるとか、特別手当を支給されているため、誰が大麻を栽培しているかは誰にも分からない機密事項だとか、様々な噂があります。
あるいは、今は誰も栽培はしておらず全てが単なる噂で、医療用の大麻栽培は外国から輸入しているのかもしれません。
その事実は、たぶん省庁のトップしか知らないと思います。
また私の故郷も今は吉野川市になりましたが、昔は「麻植郡」「喜来」でした。
「麻を植える土地」の由来なのです。
さて前置きが長くなりましたが、最近は芸能人の麻薬使用が発覚し、有名な俳優が逮捕されています。
誰が何をしようが、全く興味はない私ですが、日本に住む以上、その国の規則は守らなければなりません。
車が全く走っていない道路でも信号が赤ならば立ち止まって青になるまで待つのです。
それが社会のルールというもので、違反した場合は相当の罰金の支払いを覚悟しなくてはなりません。
様々な意見が飛び交っていますが、その国が決めた社会のルールを守れない人は、その国に住むことはできないのです。
結論として私が言いたいことは、それでした。