先日高血圧の薬を貰うため、病院の外来へ行きました。
いつもなら健康そうな老人で溢れ、話に花が咲いているロビーはガラガラで、いつもなら診察に半日掛かるのですが、わずか2時間で終わりました。
そんな中、武漢で発生した肺炎のウィルスは、変異して発熱を伴わない症状があることが明らかになりました。
野生動物から人間に伝染するのも恐ろしいですが、凶悪な姿に変異するウィルスも不気味です。
また、まるで知能を持ったかのように、発熱しないで蔓延させ、潜伏期間中でも伝染するというウィルスであることが判明しました。
それでは手の打ちようがありません。
武漢に残された日本人は数百人いるそうです。
また、アメリカは武漢に救助専用機を出すと発表し、慌てて日本も追随しました。
日本政府が腰が重いことは知っていますが、残された日本人の不安を考えると、対応が遅すぎます。
そのため新型肺炎の感染を拡大してしまい、帰国した人は自宅待機なので日本に撒き散らすことになるかもしれません。
しかも、その費用として一人8万円を請求するのだそうです。
湾岸戦争でバグダッドに取り残された日本人を救助した時、トルコ航空は救助された方に旅費を請求したのでしょうか?
会社の転勤なら会社が8万円は出すでしょうが、そう言う問題ではなく、死ぬほど怖い思いをした人に旅費を請求するという、その考えには呆れました。
選挙資金で1億5千万円も貰った国会議員もいると言うのに。
イランイラク戦争の時のように、戦争ではないので飛行機が撃墜されることはありません。
救助が遅れたことは、政府は日本国民をウィルスの中に見捨てたことになります。
確か憲法でも国は日本人の生命の安全と財産を守らなければならない、と明記されていると思いますが、それには旅費が必要だったのです。
私はANAの最後の武漢便で残った日本人を救助するのかと思いましたが、その様子はなく、いきなり運行中止にしました。
ANAが初期段階に独自の判断で日本人を救出したのなら、私はANAの大ファンになります。
さて、首相や各省庁が、緊急時には速やかに判断を下す体制も必要です。
しかし国民の命よりも桜の方が大切なのです。
しかも現在、環境相はのんびりと育児休暇中。
そして事件が起きないと何の対策も取らない日本のお粗末さには呆れます。
今回帰国した日本人にしても、
「たぶん大丈夫だろう」
と自己申告しても、自宅で発症したら既に手遅れです。
公務員共済などの施設で、フランスやマレーシア、北朝鮮のように蔓延の可能性を徹底的に排除して、2週間くらいなら隔離すべきでしょう。
宿泊と食費を国が負担すれば、怖い思いをした人たちが、文句を言うはずがないのです。
そして、「渡航禁止」にして日本人の誰が武漢へ行くのでしょうか?
武漢で事件が発生した瞬間に何か手を打つべきでしたが、日本は平和ボケしています。
凶悪ウィルスで人類の半分が滅亡した頃、内閣は高級料亭で対策会議を始めるかもしれません。
そして、廉価のマスクや手洗いだけで本当に大丈夫なのか、それも心配です。
マスクをしている人の中には、鼻が丸出しの人も多くいます。
ウィルスは見えないので、どこに潜んでいるかわからずに、手洗い後にトイレの手摺りやエスカレーターにウィルスがいれば、即アウトです。
そして何より怖いのが半年後に控えたオリンピック。
ウィルスは、
「世界中に俺達をばら撒いてくれる絶好のチャンスだぜ」
と、心待ちにしているかもしれません。
あるいは、野生動物を食べて凶悪なウィルスが蔓延するのかも不思議です。
日本でもゲテモノを食べる人がいますが、オリンピックを阻止しようとする悪の軍団が、試験的に春節に合わせて武漢に強力なウィルスを撒いたとは考えられないでしょうか?
あまりにもその時期がピッタリではないですか。
日本政府の中途半端で情けない対応では無理だと思いますが、このまま沈静化することを願っています。