辞任を表明した安倍総理が、コロナ対策として、来年前半までに国民全員分のワクチンを準備することを発表しました。
そのこと自体は素晴らしいことと思いますが、正に「捕らぬ狸の皮算用」で、完成もしていないワクチンを国民に配布するなんてハッタリを言うから、信用できないのです。
次期総理に任せるにしても、無責任な話で終わったことは残念です。
そんなことを言うのなら、現在その方向で検討していますとか、ワクチンが開発された後とかにするべきで、狸を人数分だけ捕獲するのが先でしょう。
さてそんな中、奈良県が「いまならキャンペーン」を発表しました。
奈良県民のためのキャンペーンなので、他府県の人が購入することはできません。
正にコロナが落ち着くまではそうするべきであって、東京都が解禁になれば沖縄など全国の観光地は恐怖に怯えることになるでしょう。
しかも「いまなら」は、最大7割引の大盤振る舞いなので、既に全部のクーポンが売り切れたそうです。
事務局から参加お願いの電話が来るようなキャンペーンとは、訳が違うレベルです。
詳しい仕組みはわかりませんが、宿泊形態の異なる宿ごとに宿泊料金を分けてクーポンとして発売するアイデアは、使い易いと思います。
しかも様々な種類の宿に対応しているので、高級旅館からゲストハウスまで恩恵を被る事ができます。
この奈良県の判断は最善のキャンペーンだと思います。
また一つだけ欠点があるとすれば、現金が精算後でなければ入ってこないことです。
宿の食事は、お客さんの食事の米とか原材料費を先に払わなければなりません。
そして、従業員もボランティア以外なら給料を払わないと動きません。
そのため多くの宿が欲しいのは、先ずは現金なのです。
レストランとか大衆食堂もそれは同じです。
ところで、徳島県でも罹患者が順調に増えて、120名を突破しました。
人口の割合からしても異常な数字で、コロナはこんな田舎まで忍び寄って来ています。
私は昨年の冬以来、遠出はしていませんが、久しぶりに県内の観光地へ行き、様子を見てこようと思っています。
「観光地へ行くバスを間違えたのかな?」
と思うほど驚くようなド田舎を、昨年の夏に中国人が闊歩していた町も訪れたいと思います。
多分閑古鳥しかいないと思いますが、小旗を掲げた、化け狸の団体がいるかもしれません。
その時は、捕獲して数えてみたいと楽しみにしています。
各都道府県ごとに「いまならキャンペーン」と同じ内容のものを実施すれば、大きな効果があるように思います。
またクレジットカードやスマホ決済は手数料が必要ですが、それは割引料とか手数料と考えれば安いものです。
今は正に政府が力を入れているスマホ決済にして、宿泊料の半額を負担すれば、宿泊業に限定もできるし、限度も決められるので何ら問題はないと思うのですが、何故そうしないのか不思議です。
政治家には魑魅魍魎の、狸にも闇の世界があるようです。