大阪市を廃止して4つの特別区に分割する、二重行政解消を目的とする住民投票が今日行われます。
その水面下では賛成と反対派による熾烈な情報戦が繰り広げられています。
そんな中、意外と若い人たちが注目していることには驚きます。
若者こそが自分たちの大阪を変えたい気持ちが強いのかもしれません。
これからの時代を生きるのは、間違いなく若者なのですから。
前回の住民投票では、若者が棄権ではなくて投票していれば、都構想が実現したそうです。
その差がわずか1パーセントだったので。
しかし投票するのは良いのですが、それを府民と市民がその内容を本当に理解しているのか、それは全く疑問です。
吉村知事がカッコいいとか、住所表記が変わるのが嫌だとか、そんなことで判断することが問題です。
子供や孫達の未来を決める大事なことなのに、その親が雰囲気だけで決めていないか、とても心配です。
徳島は大阪の放送が受信できるので、テレビを見ていると大阪府民の憂鬱がわかります。
テレビの解説だけでは、表面を軽く説明して問題があれば取り上げるだけで、核心の事柄には触れていないように思います。
そして、税収が特別区以外に流れるようなことがあれば、「維新の嘘つき」となって党は解体するでしょう。
それでも何ら困ることがないのが日本の政治の悪いところです。
前の総理みたいに「責任はあるけど、責任を取らない」のですから。
そして見事に維新が勝利して「都構想」が実現すれば、橋下徹氏が政界復帰して時代は変わると思っています。
私も少しだけ橋下氏の手腕を見たい気もします。
また、この都構想も時間をかけてじっくりと話し合うべきだったと思っています。
尚早に話を進めてもロクなことはありません。
じっくり話し合うと言うのなら、全国での道州制も魅力ある話です。
田舎に住んでいるとよく感じますが、実に行政には無駄が多いのです。
そして田舎では半世紀もの間、何も変わらないので呆れてしまいます。
まずは実験的に「四国州」を討論すればどうですか?
取り敢えず徳島県などの存在の薄い弱小県は廃止にして、香川県と合併で良いと思います。
また高知県は愛媛県と。
次の段階として、4県合併で。
そうすれば四国の人口は300万人を超えるので、もう少し何かが変わるような気がします。
今回大阪の行政サービス低下とか住民の負担が増えるという話は贅沢な悩みであって、徳島は県の存続自体が危惧されているのに、県知事は脳天気に全国知事会の会長をしているのには呆れてしまいます。
元々大阪の人間なので、徳島なんかどうなっても「責任は取らない」のでしょう。
いや、むしろタヌキのような銅像が、県民の税金を使って駅前に出来るかもしれません。
ソックリだったら笑ってしまいます。
今、「四国道」の住民投票をしても面白いと思います。