東京では、連日300人を超える感染者が出ています。
18日は驚くことに東京で493人の感染が確認され、また北海道でも233名、感染の少なかった静岡県でも75人と発表されました。
そんな中、先日政府が「go to トラベル」を2月末まで延長することを発表しました。
来春、コロナが全国に蔓延した頃にキャンペーンが終了し、倒産する企業や会社が続出する予感がします。
今回のキャンペーンは、JTBなど政府関連企業を援助することが明白で、そのとばっちりを受けた小企業や個人商店などが苦しむことは明らかです。
また、大臣はキャンペーンでコロナに感染したのは120名しかいないと言いますが、それは明らかに確認された数字です、
沖縄や北海道でも第三波が来ているのは、キャンペーン参加者がせっせと飛行機で運んだに違いありません。
道産子がこの時期に薄野に行くはずがないので、北海道での感染者はキャンペーン参加者です。
政府がそんな嘘で誤魔化すとは情けないと言うか、トランプも驚くフェイクニュースにも程があります。
では道しるべは、お遍路宿としてどうすれば良かったのか。
万が一現状の全国規模でキャンペーンをするのなら、宿泊業のみを援助するのではなく、旅行の足となる航空機や鉄道、バスなどの交通機関や医療機関に最初から補助金を出して援助するべきでした。
そうすれば、様々な業種に満遍なく経済が保ち直すことは明らかです。
それなら日本中全てのホテルや旅館、ゲストハウス、昔ながらのラーメンの名店などの大衆食堂、レストラン、土産物店なども潤うでしょう。
しかし、この時期にキャンペーンを政府の税金で行うことは、最初から私は反対でした。
何故なら、お客さんを火災や水害などの災害から守ることや、コロナなどの感染を防ぐことは宿をする絶対条件だと考えているからです。
特に高齢のお遍路さんの多い道しるべでは、敢て訳の分からないキャンペーンには参加しませんでしたが、本当に良かったと思っています。
宿の経営は苦しくなったものの、お遍路さんのことを考えればベストな安全策を考えるのが私の仕事ですから。
何があっても、「お客様の命」を守ることこそが最優先です。
そして、コロナ終息後には飛行機や新幹線が半額や路線によっては8割引のキャンペーンを実施すれば、間違いなく需要は高く、経済は回復します。
しかも旅行代理店は経由せずに、PayPayやLINE Payなどのスマホ決済で実施しましょう。
また、今回のキャンペーンでは使えないクーポン券を配布したそうで、正に愚の骨頂と言うか笑ってしまいますが、クーポンなどを作る必要はありません。
そして、終息後には面倒な手続きをしなくても店独自のキャンペーンをするだけで良いので、不公平感はありません。
しかも「トラベル」「イート」「商店街」の「go to」を全部同時に出来るのです。
どうしてそんな簡単なことが出来ないのでしょう。
各航空会社やJRなどが巨大赤字を出している現状でJTBを救済しても、今後飛行機や新幹線が間引き運転や路線廃止になってしまうと、意味がありません。
そんなことはないと思いますが、もしもJR東海の収益悪化が続いて新幹線が運休すると、日本経済は窮地に陥るでしょう。
そんなことは子供でも考えればわかることで、今回のキャンペーンを推進したことは、100年間語り継がれる日本政府の歴史に残る愚行でした。
「〜でした」と過去形で書いたのは、このパンデミックで年内にも医療崩壊が起き、日本は最早経済的に立ち直れないと思っています。
クリスマス、初詣、成人式、修学旅行などの主要行事が全て流れ、新春の一般参賀も中止になりました。
そして来年の春休み、GW、東京オリンピック、夏休みなども台無しになりました。
わざわざIOCのバッハ会長が来日してくれても、IOC本部もクラスターが発生している状況では説得力など全くありません。
こんな状況でオリンピックなどが出来ると思っていること自体が大間違いで、その傲岸不遜な態度は世界中の笑い者になってしまいました。
日本列島が鳴門の渦潮のように、コロナの渦に巻き込まれるように思います。
アスリートには気の毒ですが、やはり国が国民の命を守ることは最低限の仕事で、最優先すべきだと思います。
海外からのコロナの嵐に国民を晒すのは、国民の命をあまりにも軽く見ていると感じてしまいます。
そして本来なら、仕事以外の県外への移動を厳格に禁止するべきでした。
日本人は真面目なので、ストイックな事も長期間出来ると思います。
私は普段から手が顔を触らないように、ゴムを少し緩めてマスクをしています。
慣れれば全く気にならず、昼寝でも出来ます。
そして、県内での飲食やプチ旅行にしていれば経済は少しでも動き、このようなことはなかったのです。
以前私がブログに書いた「灯台下暗しキャンペーン」です。
県内でも新たな発見はあるもので、徳島でも旧相生町の「森林美術館」のお化けの展示会は楽しかったし、初体験の「快活クラブ」の廉価で美味しいカフェ、また「かつや」のカツ丼は美味しくて、とても新鮮でした。
また図書館に足繁く立ち寄り、多くの本を思う存分に読めたことは、ブログのネタとして最高の収穫でした。
お客さんも体がだるかったり熱があれば、アホでない限りいちいち体温計で測らなくても自分でわかるでしょう。
そもそも熱があれば、寒くて我慢出来ないはずです。
私も先週、娘の結婚式で関東へ出かけて感染の可能性があるため、今月中は不要不急の外出はしないように気を付けようと思っています。
「go to イート」では「錬金術」や「無限寿司」で、政府は完全に馬鹿にされました。
毎日、延々と寿司を食べられるのなら、まるでどこかの財務大臣のようで、そんな幸せな事はありません。
政治家は国民の税金を使ってるからこそ、他人事のような愚策しか思いつかないので、そんな事になるのです。
そして総理は
「専門家もキャンペーンを中止する段階ではないと言っている」
と発言しました。
総理なのに、その他人事のような発言には呆れました。
自分に責任を持たない、そんな情けない総理に日本の指揮を任せていること自体が大間違いです。
緊急事態宣言を出すべき時なのに、旅行や食事のキャンペーンをするとは、その馬鹿馬鹿しさに笑ってしまいます。
その内、日本では1日の感染者が1万人を超えて医療崩壊が起きると、それは間違いなくキャンペーンが原因なので、総理と我楽多内閣は腹をくくる必要がありそうです。
そして今は、「灯台〜」など最低限の経済活動を行いながら我慢して、コロナの終息を待つのがベストです。
また、会社の出張とか個人的な旅行などは自由ですが、政府が税金を使ってのキャンペーンは今は抑えるべきです。
終息すれば、溜まりに溜まったストレスを思う存分に発散できるのです。
爆発感染を受けて、小池都知事は警戒レベルを上げるみたいですが、ただ上げるだけでは何の意味もありません。
「go to」を即時中止して、医療体制を立て直し、気象庁が大好きなフレーズ「国民の命を守る行動」を実行して欲しいと思います。
このままキャンペーンを継続したのでは、1日数万人の感染は避けられないでしょう。
今、最も大切なことは、国民が生き残るように政府が様々な形で援助することです。
その大切なことを忘れている国の政府には、未来はありません。
感染拡大を政府が望んでいるようにさえ思うのは、私だけでしょうか?
日本にもスーパーコンピュータ「富岳」が完成しました。
それならAIに感染防止を一任すれば、菅、尾身、西村、加藤は即日更迭でしょうけど。
素人が金に釣られて「付け焼き刃」で判断するよりも、マジでその方が良いように思います。
宿の収入が激減しても閉館すれば良いだけで、困るのは私だけですが、宿での感染が原因で私も含めた高齢者の方にもしものことがあれば、私は一生後悔すると思います。
宿のオーナーならそれくらいの覚悟は必要です。
そして、こんな話を何度もブログですること自体、情けなくなりました。
思いつくままに長々と書いたので、変な文章になったことはご了承ください。
明日からは、明るくてハッピーなもっと馬鹿馬鹿しい話をしたいと思います。
地震でないのに揺れる東京
